公開日:2022年02月01日
更新日:2025年04月15日
樹木葬にも宗教や宗派による違いはありますか?日本の樹木葬は禅宗が導入した?
基本的には宗教に関わらない埋葬方法です。
宗教や宗派に関係なく利用できるのが一般的
樹木葬は「自然に還る」という考えをもとにした埋葬方法であり、
無宗教・無宗派の方にも広く選ばれている埋葬スタイルです。現在、日本全国の多くの霊園や寺院で樹木葬が行われており、宗教・宗派を問わずに受け入れているところが大半です。
例えば、ご主人が仏教で奥様がキリスト教と宗旨が違うご夫婦でも安心してお眠りいただけます。もちろん無宗教の方もご利用可能です。
他の霊園では宗派の制限がある場合も
近年人気のある樹木葬は、一般的に宗教・宗派を問わず利用できるものが増えていますが、一部の霊園や施設では「檀家になること」や「特定宗派での法要参加」を求められる場合もあります。
そのため、樹木葬を選ぶ際には施設ごとの宗教的な条件を事前に確認することがとても大切です。
樹木葬の由来
日本で最初の樹木葬墓地は、岩手県一関市の祥雲寺による民間霊園「樹木葬公園墓地」です。祥雲寺は禅宗のひとつである臨済宗妙心寺派の寺院であるため、日本の樹木葬は禅宗が導入したといわれているのです。現在でもお寺の墓地で樹木葬をしているところは禅宗が多いものの、他の宗派でも樹木葬を行っているところは少なくありません。樹木葬自体は、宗教的な考え方よりも「自然に還る」という考えのもとで行われていることが多く、世界中で増えつつある埋葬方法になります。
樹木葬と宗教
樹木葬は、基本的に無宗教の埋葬方法です。統計からも、樹木葬を選ぶ人の多くが特定の宗教を信仰していない無宗派の人ですし、樹木葬墓地も宗教とは関係のない民営墓地が多くあります。お寺にある普通のお墓はその宗派を信仰していたり、そのお寺の檀家にならないと入れない場合が多いのですが、樹木葬墓地はそのようなことはありません。
日本で最初に樹木葬墓地を作ったのは寺院ですし、現在は樹木葬墓地を併設している寺院も少なくありませんが、樹木葬に関しては宗教や宗派を問わず受け入れているお寺がほとんどです。よほど特殊な新興宗教などの場合は受け入れられない場合もあるので、念のために確認しておく方がいいかもしれません。
樹木葬の供養
樹木葬の場合は、遺骨をそのまま埋めて永代供養を行うのが一般的です。
お寺での樹木葬の場合、どのような宗派の人でも埋葬することは可能ですが、供養はそのお寺の僧侶によって行われるので、お寺の宗派によるものになります。檀家にならなくてもそのお寺の供養が受けられるというのは、お寺の樹木葬のメリットだといえるでしょう。
お寺ではない民間の樹木葬霊園の場合は、どんな宗派でどのような供養が行われるかを事前に確認しておくことをおすすめします。
まとめ
樹木葬は、宗教や宗派を問わず利用できる柔軟な埋葬方法として、年々選ばれる方が増えています。
宗教の違うご家族、無宗教の方、檀家になりたくない方でも安心して選べるのが大きな魅力です。
宗教よりも「自然に還る」という考え方で行われる埋葬方法なので、宗教的な面はあまり気にしなくてよいでしょう。
ただし、寺院や霊園によって運営方針は異なるため、受け入れ条件や供養形式を事前に確認することが大切です。
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