公開日:2018年08月01日
更新日:2018年08月21日
手元供養のメリットとデメリットについて教えてください。
故人をいつでも近くで偲ぶことができる反面、周囲の人からの理解を得ることも必要になります
手元供養はメリット・デメリットを理解したうえで行う必要があるでしょう
自宅に置いたりネックレスなどに入れて常に身近なところで供養を行う手元供養ですが、やはりメリットだけでなくデメリットもあります。手元供養を検討するのであれば、その両方を理解してから決めることが大切です。
手元供養のメリット
- 気持ちが落ち着く
まず故人がいつでも身近にいることで、気持ちが落ち着くということでしょう。突然の別れを迎えた時などは特に、49日の法要に合わせて納骨を行い、遠くのお墓に入ってしまうということに心がついていかないということもあるでしょう。また、亡くなっても手元供養としてペンダントに遺骨を分骨して身につけることで、一緒にいる気持ちになって元気が出るということもあるかもしれません。ずっとそうして手元供養を行うのもよいですし、そうして気持ちが落ち着いたら改めて納骨を行うという場合もありますが、いずれにしても近くで供養したいという気持ちに沿うのが手元供養のメリットです。
- 費用の面での負担が少ない
お墓を用意しなくてもよいため、手元供養のほうが負担が小さくなります。経済的な理由ですぐにお墓を用意できない、という場合にお墓の用意ができるまで自宅で供養を行うという方法もあります。
手元供養のデメリット
- 親族などの同意が必要
供養を行う親族が自分だけというのであれば、ある程度自由にできますが、やはり多くの場合は供養の方法などは親族間で相談をして決めることになりますので、手元供養となると反対されることも少なくありません。特に年配の人などには、お墓に入れないと成仏できないという迷信が伝わっていることもあるので、理解しれもらえないケースも多いです。また、自分が手元に置いておきたいと思っても、自分の死後にどうするかを決めておかないと、子供など残された人が困ることになります。
- 災害などのリスク
お墓に埋葬しても、災害のリスクがないわけではありませんが、一般的には地下に安置するために完全に紛失してしまうことはあまりありません。自宅の場合は家事や地震などで遺骨が失われてしまうことがあり得ますので、そのリスクはあるでしょう。
まとめ
手元供養にもメリットとデメリットがあります。手元に置くことで精神的に支えられるということはあるでしょうが、ある程度手元に置いて落ち着いたら納骨する、などといった柔軟な方法を取るのもよいかもしれません。
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