公開日:2022年11月29日
更新日:2024年02月10日
お墓、仏壇の開眼供養はいつ行う?
仏壇を購入した時や、お墓を建てた時に行う儀式を開眼供養といいます。開眼供養とは、新しく建てた墓石に魂を入れ、通常の石から手を合わせる対象とする儀式の事を言います。魂を入れる儀式なので、魂入れや、性根入れとも呼ばれます。
通常、僧侶を呼んでお墓の目の前でお経を唱えてもらうことが多いです。
そんな開眼ですが、お墓を建てた時、誰も亡くなっていないけれど、開眼をしないといけないのかと疑問に思われる方もいらっしゃいます。
開眼供養とは
開眼供養とは、墓石や仏壇に魂を宿す儀式の事です。開眼法要と言うこともあります。あの世から見たときに、霊魂の依り代として認知できるように行う儀式です。よって亡くなった方の有無に関わらず行われる儀式になります。誰も亡くなっていないけれど、お墓を建てて、式を執り行う方も多くいらっしゃいます。生前にお墓を建てることは「寿陵」といい、古来中国では、生前にお墓を持つことで、不老長寿や子孫繁栄をもたらすと信じられていました。「寿陵」はとても縁起が良いことなのです。
開眼法要には、仏像の目を開くという意味もあります。仏像づくりでは、最後に目を描きます。
開眼法要を行っていない場合、墓石はお参りする対象になっていません。開眼法要を行うことでただの石からお参りする対象に変わります。開眼法要は仏事の中ではお祝い事になります。なので住職にお渡しするお布施の袋は紅白の結び切りを使用します。
逆にお墓を閉じ、更地にする時は閉眼供養を行います。閉眼供養は魂抜きや抜根式などとも言われます。閉眼供養をすることで、対象を処分できるようになります。
開眼供養のタイミング
仏壇には、新しく購入してから住職に読経してもらうのが一般的です。
お墓の開眼供養は納骨法要と一緒に行われる方が増えています。
・親族が遠くに住んでいてなかなか予定を合わせることが出来ない。
・コロナ禍で集まる機会は出来るだけ減らしたい。
上記のような理由で、一緒に行われる方が多くいらっしゃいます。
お墓を建ててすぐに行わなければならないという決まりはございません。
現在の状況を考え、執り行うかどうかを決めるのがよいでしょう。
納骨法要とは
納骨法要は文字通り、亡くなった方のお骨をお墓に入れる儀式の事です。亡くなられた方をお墓に納骨し、通常、僧侶を呼んでお墓の目の前でお経を唱えてもらいます。
納骨法要のタイミング
納骨法要のタイミングに決まりはございません。自分達がお墓に入れてあげたいと思ったタイミングで問題はありません。人によっては、まだお骨をそばに置いておきたいと考えている方もいらっしゃいます。
現在、49日法要や1周忌といった周忌法要と同じタイミングで納骨される方が増えています。やはり、親族一同が集まれる機会を、2回設けるよりは、1度にまとめてしまったほうが、予定を合わせやすいというのが考えられます。
周忌法要と開眼法要、納骨法要を一度のタイミングでされる方もいらっしゃいます。
まとめ
開眼供養と納骨法要についてを中心に紹介しました。この記事のポイントを並べると以下の通りです。
・開眼供養は亡くなった方の有無に関わらず行う儀式である。
・開眼供養のタイミングに決まりは無い。
今回も、当霊園に見学に来たお客様の質問を記事にしてみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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