公開日:2021年10月01日
更新日:2024年01月06日
今はシンプルでコンパクトなお葬式が主流。火葬式やお通夜無しの一日葬の流れは?
少人数や身内だけでのお葬式が多くなっており、一日葬や火葬式を選ぶ人も増えています。
シンプルなお葬式が主流に
以前はお葬式というと、通夜の翌日に告別式を行い、それから火葬にするのが一般的で、葬儀にも親族だけでなく、近所の人や仕事での付き合いのあった人など、たくさんの人が参列していました。しかし最近では、親族や親しい人だけで行うシンプルな葬儀が増えており、一日葬や火葬式を選ぶ人が多くなっています。
一日葬とは
一日葬とは、お通夜を行わない葬儀のやり方です。告別式を行い、その後出棺して火葬場で火葬にするのは通常の葬儀と変わりありません。お通夜を行わないことで参列者が少なくなり、すべての儀式が1日で終わるので、遺族の負担が軽減されるほか、費用も抑えることができます。お通夜と告別式の両方に出席する親族が多い場合などは、一日葬にすることで宿泊しなくても参列可能になるので、その点でも負担は小さくなるでしょう。お通夜がないことで、昼間に参列できない人がお別れの場を持てないというデメリットがあるため、夕方から一日葬を行う場合もあります。また、火葬の後の精進落としの有無などは、遺族の意向などによっても異なるため、いろいろなパターンがあるでしょう。
火葬式とは
火葬式とは、お通夜も告別式も行わず、火葬場で火葬の前に短時間のお別れをするやり方です。とはいえ、死後24時間は火葬できないと法律で定められているので、火葬式の場合でもまず葬儀社と打ち合わせを行い、火葬までの間は、自宅か葬儀社の安置所などに遺体を安置して、それから火葬を行うことになります。火葬場でのお別れだけなので、短時間で終わり、遺族への負担が小さいのと、お通夜や告別式を行いわないことで、費用をかなり抑えられるのがメリットです。直葬と呼ばれる方法とほとんど同じ方法で、近年特に増えつつあります。
まとめ
お通夜の翌日に告別式や火葬を行う従来の葬儀から、お通夜を行わずに告別式と火葬のみを行う一日葬や、告別式も行わずに火葬場でのお別れのみを行う火葬式などといったシンプルな葬儀方法を選ぶ人が多くなっています。参列者が少なく、時間も短くすむので遺族への負担が少ないのがメリットでしょう。いずれの方法も、まずは葬儀社と打ち合わせをして、告別式や火葬を行います。書類の手続きなども葬儀社で行ってくれるので、信頼できるところを探すとよいでしょう。
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