公開日:2020年06月01日
更新日:2024年01月07日
海洋葬と水葬、何が違いますか?
混同されがちな海洋葬と水葬は全く違うものです。
海洋葬と水葬
通常は遺骨はお墓に埋葬されますが、そうではなく遺骨を自然に還す自然葬を選ぶ人もいます。自然葬にはさまざまな方法がありますが、最も多いのが山や海などに遺灰を撒く方法でしょう。お墓がありながら、遺骨の一部を遺灰として自然葬にするというケースもあります。
海洋葬とは
海洋葬とは、自然葬の一つで遺灰を海に撒く葬送の方法です。遺骨を細かく砕いてパウダー状にして、海に撒きます。人が亡くなった後の埋葬などについては法律で規定されているのですが、自然葬については明確な規定がなく、それぞれが節度を持った方法で行うことが求められています。
例えば、漁業が行われているところや、海水浴場の近くでの散骨は、海を利用する人たちに迷惑をかけたり、嫌な思いをさせるかもしれないので、ある程度遠くの海への散骨が必要になるでしょう。個人で船をチャーターしての散骨はなかなか大変なので、海洋葬のサポートをしてくれる葬儀業者を探して依頼するのがおすすめです。
水葬とは
遺体や遺骨などを、海や川に流す方法を総じて水葬というケースもありますが、法律的には水葬というと船員法に定められた船員の葬送の1つです。
日本では基本的に人がなくなると火葬にすることが定められていますが、船での航海中などは火葬にすることはできません。短期間の航海であれば、航海後に火葬場で火葬にすることも可能ですが、長期の航海ではそうはいきませんし、衛生的にも長期間に渡って船に遺体を保管することもできない状況といえるでしょう。そんな時は、死者の写真を撮影し、遺髪や遺品を保管したうえで、遺体が浮き上がらないようにして海中に葬ることが規定されています。
まとめ
死者を水に還す方法として、海洋葬と水葬は同じように考えられがちですが、実は全く違う方法です。遺灰を海に撒く海洋葬は、海を愛する人を中心に好まれる自然葬の1つですが、水葬は航海中など火葬ができない場合にのみ許された、遺体をそのまま海に還す方法になります。
基本的に日本の法律ではそういった特殊な場合にしか水葬は許されていません。
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