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地域によって違う?東日本、中日本、西日本の仏壇の違いは何ですか?

東日本では唐木仏壇、西日本では金仏壇が主流です。

仏壇の地域性

家庭に置く仏壇にはいろいろな種類がありますが、それらは好みだけでなく、宗派や地域によって異なります。基本的には仏壇はお寺を模したものであり、亡くなった方のご位牌を安置して、仏花や線香などを供えその霊をお祀りします。御本尊は地域によって異なるわけではありませんが、宗派によって違いがあるので、購入するときはきちんと確認するようにしましょう。

地域によって異なるのは、金仏壇か唐木仏壇といった種類で、これはデザイン的な違いになります。仏壇は、職人によって精密に作られていますが、それぞれの意匠の技術を各地で受け継ぐことで、現在でも地域による仏壇の違いが残っているのです。

 

唐木仏壇とは

唐木仏壇とは、主に関東を中心とする東日本で使われることの多い仏壇です。紫檀や黒檀、桑などの銘木を使い、木の質感や木目を生かして作られる仏壇になります。色彩的には派手ではありませんが、繊細な彫刻が施されているものが多く、上品な美しさをもつ仏壇です。木の質感があるため、和家具のような雰囲気をもち、現代的なデザインのものは家具調仏壇のようなものもあります。

関東大震災で多くの家やその家の仏壇が焼けてしまった後に広まったともいわれています。

浄土真宗は金を使うことが多いので、関東でも金仏壇を選ぶことがありますが、決まっているわけではないので、浄土真宗でも関東では唐木仏壇を選ぶ人もいます。

 

金仏壇とは

金仏壇とは、表面に漆などを塗った後に、金を貼った華やかな仏壇です。仏壇の扉を開けると、内側はほぼ全面が金色に輝き、浄土の世界を表現しているともいわれます。関西で伝統的に使われている仏壇ですが、関東を飛び越えて北海道でも多く見かけますし、関東でも浄土真宗の場合は金仏壇を使用することが多いです。

また、細かくみれば大阪や京都でも仏壇の特徴は異なるのですが、いずれにしても金箔を使用した壮麗なものであることは共通しています。金を使わない大阪唐木仏壇などもあり、漆をふき仕上げにすることで木目の美しさを活かしています。

 

まとめ

東日本では木目を生かした唐木仏壇、西日本では漆塗りに金を貼った壮麗な金仏壇が多く使われていますが、もちろん決まっているわけではありませんので好みのデザインの仏壇を置くことができます。

最近ではシンプルな家具調仏壇も増えており、そのバリエーションはますます広がっていると言えるでしょう。

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