公開日:2018年11月01日
更新日:2018年10月25日
両家墓を建てる際の注意点には何がありますか?
墓石にどのように家名を彫るか、墓地をどこにするか、親族の了解など、両家墓を建てるときの注意点はいろいろあります。
両家墓を建てるときの注意点にはどのようなものがあるのでしょうか?
両家墓とは、夫と妻の実家の墓など、2つの家の墓を一緒にしたものです。少子化によって一つの家庭が両家の墓を受け継ぐケースが増えてきたこともあり、両家墓を建てて管理しやすくすることが多くなってきています。しかし、この両家墓を建てるにはいくつか注意すべきことがあります。
家名や家紋の彫刻
両家墓にもいろいろな建て方があり、スペースに余裕があれば一つの墓地に2つの墓石を建てることもできます。これだとそれぞれの家の墓石として作ればよいので問題ないのですが、スペースの問題などで墓石を一つにする場合もあります。そうなると、家名の彫刻をどのようにするのか、家紋はどちらのものを使うのか、もしくは両家の家紋を入れるのかなど、決めておかなければならないことがたくさんあるのです。
墓地をどこにするか
墓地をどこにするかもよく検討しなければならない問題です。片方の家の墓にもう片方を引っ越しするのか、新しく墓地を用意するか、用意するならどこに用意するのか、費用負担は誰がするのかなど、決めなければならないことはたくさんあります。場所も両家の親族が無理なく行ける場所にしたいですし、新しく墓地を契約して墓石を建てるとなると、数十万円から百万円以上の費用が発生します。また、霊園によっては両家墓を建てることを認めていない場合もあるので、その点も注意が必要でしょう。お墓の移動となるとその都度法要が必要になるなど、簡単ではありません。
親族の了解
お墓を受け継ぐ直系の親族の負担を減らすためとはいえ、親族が全くいないわけでなければ、両家墓にするということに反対する親族もいるかもしれません。新しいお墓が決まってから親族の反対によって白紙になったりしては大変なので、早い段階で両家の親族に話をして、了解を得ておくようにしましょう。
まとめ
両家墓を建てるときには、早めに親族の了解を得たうえで、新しいお墓をどこにどのように建てるのかなど、決めなければならないことがたくさんあります。霊園によっては両家墓を認めていない場合もあるので、その点も事前に確認しておきましょう。長く受け継ぐお墓ですから、よく検討して決めることが大切です。
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