q19

よくあるご質問

一覧に戻る

迎え盆と送り盆について教えてください。

先祖の霊をお迎えするのが迎え盆、お戻りいただくのが送り盆という行事です

お盆は、ご先祖様の霊が戻ってくる期間です

地域によって細かい日付や行事の内容は異なる場合がありますが、お盆とはご先祖様の霊が帰ってくる期間のことです。一般的には8月13~16日ですが、新暦の7月13~16日、旧暦の8月26~29日頃にやる地域もあります。行う行事も地域によって異なりますので、その地域に合わせた準備や手配をしておくようにしましょう。

 

迎え盆

迎え盆とは8月13日に戻ってくるご先祖様をお迎えすることです。前日又は当日の朝にお供えなどを置く盆棚または精霊棚を作り、位牌や線香、ろうそくを並べて盆花を飾ります。水や野菜・果物・お菓子などを供え、キュウリで作った馬や、ナスで作った牛もここに供えます。

13日は早めにお墓参りを行い、迎え火を焚きます。昔はお墓で火を焚いて、その日を持ち帰り迎え火につけっていましたが、最近ではあまり行わなくなりました。迎え火は、焙烙の器にオガラと呼ばれる麻の茎を積み重ね、そこに火をつけます。家の門口や玄関で迎え火を焚くことで、ご先祖様を自宅にお迎えするのです。盆提灯にも灯りをともし、ご先祖様が迷わずに帰ってこられるための道しるべとするのです。

 

送り盆

16日になると、送り火を焚いてご先祖様にお帰りいただきます。迎え火を焚いた場所で迎え火と同じようにオガラに火をつけて送り火を焚くのです。迎え盆の時にお墓までお迎えに行った場合は、送り盆にもお墓までお送りすることもあります。京都などで行われる有名な大文字の火も、ご先祖様をお送りする送り火です。

精霊流しも、送り火の一種で、昔は川や海の向こうにあの世があると考えられていたことから、送り火として灯篭などを流すようになったものです。行事として行われる地方では、たくさんの灯篭が川などを流れていく幻想的な光景が風物詩となっており、観光客が集まります。灯篭だけでなく、船にお供え物を載せて流すこともあります。

 

まとめ

お盆は、ご先祖様があの世から家に戻ってくる期間であり、お盆のはじめにご先祖様をお迎えするのが迎え盆、お盆の終わりにご先祖様をお送りするのが送り盆です。お墓参りをしたり、玄関や門口に迎え火・送り火を焚いたりして、帰ってくるご先祖様の目印にしていただきます。有名な大文字焼きや精霊流しも、送り火のためのイベントです。

むずかしいお墓の事を丁寧にご説明いたします。
故人と遺族の思いを大切にしたご提案ができます。

大阪に5つ、大分に1つの霊園を運営しています。
ご自宅近くの霊園を、ぜひ一度ご見学ください。

そのほかの「よくある質問」はこちら