公開日:2017年09月30日
更新日:2017年09月30日
散骨する場合、骨を砕くにはどのようにすればよいですか?
道具を使用してご自身で砕く方法と、業者に依頼する方法があります。
骨を砕くことを粉骨といいます。
粉骨をご遺族の手で行われることで、故人様にとって最高の供養となります。
粉骨をするのにどのような道具があるかをご紹介します。
粉骨の道具
自分の手
故人様にとっては、とても良い供養でしょう。
しかし、柔らかい部分の粉骨は可能ですが、硬い部分の粉骨は素手では厳しい事が考えられます。
乳鉢と乳棒
少量の薬品をすりつぶしたり、調合したりする場合に使用する道具です。
少量の薬品に使用するため、小型のものが多く、20cmを越えるものだと1万円を超える値段です。
柔らかい遺骨は問題ありませんが、硬い部分を粉骨しようとすると相当な力が必要になります。
乳棒で叩くのが有効ですが、叩くと飛び散ってしまいます。
大人の方の遺骨を善良粉骨するのかかなり難しいでしょう。
柔らかい遺骨だけを少量粉砕することには向いています。
すり鉢とすりこ木
30cm程度の大きさがあれば、遺骨をかなり入れることができます。
すり鉢やすりこ木の他に、ボウルやふるい、はけなどがひつようです。
ある程度粉砕したら、中身をふるいにかけて、未粉砕の遺骨をすり鉢に戻して、再度粉砕します。
遺骨が飛び散りやすいこと、粉塵が舞いやすいこと、すり鉢の目が詰まりやすいことに注意して、粉骨する必要があります。
一度使ったすり鉢は、他の用途には使用できなくなってしまいます。
金槌
金槌と布袋が必要です。
そのまま遺骨を叩くと、どこに飛んで行くかわかりません。
ですので、遺骨を布袋に入れて、金槌でたたきます。
ビニール袋ですと、粉砕した骨が静電気で袋に張り付いてしまうため、布袋である必要があります。
薬研(やげん)
江戸時代からある漢方薬を煎じるための「薬研」です。
溝の中にお遺骨を入れて両手で棒を握り、丸い円盤でごりごりと擦ります。
円盤には遺骨を割る効果とこする効果があります。
粉末は薬として飲めるくらい細かい粒子になりますので、ふるいにかける必要はありません。
溝が大きくないので、たくさんの遺骨を入れてしまうと、こぼれてしまうことがあります。
薬研は少量の微粉末が必要な粉骨向けです。
まとめ
散骨するために粉骨する場合、遺骨とわからない程度に粉末化(一般的には2mm程度以下)する必要があります。
遺骨として判断できてしまう場合、刑法190条違反になってしまいます。
途中までご自身で行ったけど、もうできない、となっても、そのまま散骨するのは避けましょう。
できない場合は、粉骨業者に依頼しましょう。
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