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よくあるご質問

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神道だけど霊璽がありません。

神道なのに霊璽れいじが無いというのは、イレギュラーなパターンです。神主と相談してみましょう。

 

実際にはどのようにされたのか、神道の考え方、使われる仏具などについては、以下をご参照ください。

 

実際どうなったの?

相談に来られたお客様は、葬儀などは行わずにご家族や親族だけのお別れ会のみ行ったそうです。そしてお骨はご自宅に置かれていました。

本来であれば、神道では遺体から霊璽れいじに魂を写す儀式「遷霊祭せんれいさい」を行うのですが、こちらを行っていなかった為に、霊璽れいじをお持ちではなかったという事情になります。

そしてお客様は50日祭に合わせて納骨してあげようと思い、ご相談に来られました。

50日祭というのは、霊璽れいじに対して行う儀式であったため、今回の問題が発覚しました。

今回は、ご遺骨から霊璽れいじに魂を写すという形で50日祭を行うことになりました。

 

神主様から実際にお話を聞いたところによると、今回のようなパターンはイレギュラーですとのご回答でした。

新型コロナウイルスが流行っていた時期では、会った時にはもうお骨の状態だった…ということがあり、お骨から魂を写すことがあったそうです。

しかし、本来はご遺体から移すものなので、できるのであれば本来の形で行いたいと仰られていました。

霊璽れいじとは

霊璽れいじは仏教で言う位牌、過去帳に当たるものになります。霊璽れいじ御霊代みたましろとも言います。白木造りで、ひのきが使われることが多いです。諡(おくりな)と言われる仏教でいうと(戒名)にあたるものが書かれます。

霊璽れいじには亡くなられた方の魂を移し、祖霊舎それいしゃに置きます。

霊璽れいじに魂を移す儀式は「遷霊祭せんれいさい」といいます。

神道では亡くなられた方の魂が守護神となり、お家を守ってくれるという考え方で、「先祖崇拝」という考え方になります。

祖霊舎それいしゃとは

仏教で言うところの仏壇に当たるものです。祖霊舎それいしゃ御霊舎みたまや神徒壇しんとだん祭壇宮さいだんみやとも呼ばれます。祖霊舎それいしゃ神棚かみだなより下に置きます。

祖霊舎それいしゃ神棚かみだなはどう違う

神棚かみだなは神様をまつるものになります。ですから祖霊舎それいしゃはご先祖様、神棚かみだなは神様をまつるものというちがいがあります。

祖霊舎それいしゃには霊璽れいじまつりますが、神棚かみだなは神社でもらう御札おふだまつります。

神道の考え方

神道には「けがれ」という考え方があります。

けがれ」とは汚くて良くない状態のことを指します。これは見た目について言っているのではなく、内面のことを指しています。そして「けがれ」には「人の死」が該当します。

 

神道では「死」を避ける考え方があります。皆さんはお寺にお墓があることが多いのはご存知かとは思いますが、神社にはお墓がありません。これは「仏教」と「神道」の考え方の違いなのです。

 

人が亡くなった時に、お祭りに行ってはいけないというお話しを聞いたことがありますでしょうか?あれにも「神道」と「仏教」の違いがあります。

「神道」では50日を終えるまでは行ってはいけないという言い伝えがあり、「仏教」では49日を迎えるまでは行ってはいけないと言われています。

神棚かみだなとは?

神棚かみだなは神様をおまつりする場所のことです。皆さんのご自宅にも神棚かみだながあるのではないでしょうか?

設置する方角は、南や東といった陽当たりの良い方角に設置することが多いです。

神棚かみだなには以下の道具を設置します。

 

神鏡しんきょう神棚かみだなには飾りとして設置されることが多いです。鏡に映る自分を見て、自分を整える意味合いもあります。飾りとして置かれることが多いものなので、神鏡しんきょうを置かない方もいらっしゃいます。

 

さかき立て…その名の通り、さかきを入れるものになります。左右に一つずつ置きます。さかきは神が宿る木として昔から使われてきた木です。

 

水玉みずたま…水をお供えするためのものです。

 

瓶子へいし…お神酒みきをお供えするための容器です。左右に一つずつ置くことが多いです。

 

・皿…米、塩を入れてお供えします。

まとめ

今回は霊璽れいじが無かった方の事例についてお伝えいたしました。

ポイントは以下の通りです。

・神主と相談する必要がある。

・お骨から魂を写すことはイレギュラーなパターンです。

 

 

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