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うんたらかんたら、ごたごたなど、よく使われている日常の中の意外な仏教用語5~擬音語・擬態語~

普段から使っている日常的な擬音語や擬態語にも、仏教用語が由来となっているものがあります。

仏教用語が由来の擬音語や擬態語

日本語の中には、仏教用語を由来とする言葉が意外と多いのですが、日常的に使われる擬音語や擬態語も例外ではありません。ここでは、仏教用語が由来の擬音語や擬態語をご紹介します。

 

うんたらかんたら

はっきり覚えていない、うろ覚えのときに使うことが多い「うんたらかんたら」ですが、これは仏教のお寺で仏様の横に置かれている御真言から来ている言葉です。御真言とは、その仏様のサンスクリット語(梵語)の読み方をそのまま音写したもの。外国の言葉を音写したものなので、そもそも日本人にはなじみがないのですが、その御真言の中でも不動明王のものが「のうまくさんまんだばさらだんせんだまかろしゃだそわたやうんたらたかんまん」と非常に長く、一般の人には聞き取ることも覚えることも困難なほどです。そのため、その最後の音の「うんたらたかんまん」から、うろ覚えの時に「うんたらかんたら」というようになりました。

 

ごたごた

鎌倉時代に南宋から来日した、兀庵普寧ごったんふねいという禅師ぜんしの言うことが訳が分からないということから、ゴチャゴチャして理路整然としていないことを「ごったんごったん」、それが転じて「ごたごた」というようになりました。

 

ガタピシ

建てつけの悪い戸の開け閉めなどで使われるガタピシですが、語源は仏教用語の「我他彼比」です。これは、自分と他者を区別するという言葉で、自分と他者との関係がうまくいかずにギクシャクする様子から、「ガタピシ」といわれるようになりました。

 

うやむや

仏教で、おぼろげな状態を「存して有(う)と為さず、亡びて無(む)となさず」といいますが、これがうやむやの語源です。ものごとをはっきりさせずにいる状態を指します。

 

うろうろ

道に迷ったり、どうしてよいかわからなくて彷徨ったりする様子を「うろうろする」と言いますが、これは仏教の「有漏」が語源です。有漏とは、煩悩が漏れ出て心が惑う状態を指しており、これが重なることで、行先がはっきりしなくて「うろうろする」状態を示します。

 

まとめ

擬音語や擬態語にも、仏教用語を語源としているものがたくさんあります。うんたらかんたらや、ガタピシなど、知ると面白い語源の言葉も多いので、いろいろ調べてみるとよいでしょう。

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