公開日:2024年08月03日
更新日:2024年08月03日
バルーン葬とはなんですか?
粉末化した遺骨を風船で飛ばすバルーン葬。
目次
そもそもバルーン葬とはどのようなものですか?
散骨の一つであり、粉末化した遺骨を大きな風船(バルーン)に入れて空に飛ばす葬送です。
他の自然葬と同様に、自然に還る・循環するという考えを持っている方が選ぶことが多いです。
他の自然葬との違いとしては、空へ送りだすため、大空へ旅立つイメージがあります。
多様化する葬送の形でバルーン葬という方法も数が増えてきました。しかし、実際にはどのように行うのでしょうか。
バルーン葬の流れについて教えてください。
① 業者に連絡し、話を聞いたり見学したり、希望の日時や場所を予約します。
② 場所や日時、内容を詳細に打ち合わせます。
③ 当日までに遺骨の粉末化をします。
④ 粉末化した遺骨をバルーンへ封入します。
⑤ 実際にバルーンを打ち上げ、散骨をします。
バルーン葬のメリットはなんですか?
①お墓を持たない形であるため、管理が要らない。
②故人や家族の意見を尊重した形に出来る。
③お寺さんや宗派のしがらみが無く、自由に送りだせる。
バルーン葬のデメリットはなんですか?
①バルーンの容量の関係上、全ての遺骨を散骨することが出来ない事がある。
②お参りする場所・対象が存在しないため、どこに手を合わせたら良いかわからない。
③親族の同意を得る事が難しい場合がある。
④成層圏までしか上昇しない為、宇宙葬を考えている場合は期待と異なる可能性がある。
⑤当日の天候によって、実施できるかどうかや安全面の考慮が必要である。
バルーン葬における周囲への懸念点はありますか?
①法規制が不十分である。
葬送を目的として節度を持って実施する分には遺棄罪にはならないとされていますが、具体的な法律などは無いため実施する自治体による部分が多い。
②地域住民への配慮が必要
いつバルーンが割れるかわからず、散骨のタイミングも不明瞭であるため、周辺住民への影響を考慮しなくてはいけない。
③動物への影響
自然に配慮した天然ゴムであり、地上では2週間ほどで分解されるとされているが、動物が破片を食べた際の影響は不明瞭である。そのため、誤食についても考えなくてはいけない。
今後、バルーン葬はどうなりますか?
法律や自治体の条例などが未完成である部分がある為、規制が変わっていく可能性が大きいです。散骨に関する規制が進むほど、実施要項を満たすために意向に沿えない葬送となったとなるかもしれません。規制によって可能箇所や安全性も整備されるため、選択肢が広がると考えられます。また、海洋散骨と同じで、遺骨を回収する方法や実際にお参りする対象が無いことが、遺された方々の全員の了承を得ることが重要です。
しかし、技術の発展により、バルーン自体の安全性が向上したりVR技術との融合したりと、より個人個人の意向に沿った葬送の形式になる事が考えられます。
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