公開日:2018年03月01日
更新日:2020年05月26日
内縁関係で同じお墓に入ることはできますか?
お墓の運営元や永代使用権者、親族などの同意を得ることができれば、同じお墓に入ることは可能です。
内縁関係でも同じお墓に入ることは可能か
お墓は、基本的にその「家」が代々受け継ぐものなので、家族以外の人が入ることはありません。
しかし、婚姻の形が多様化している現在では、内縁関係で同じお墓に入りたいという人は増えています。
では、戸籍上の家族でなければ、絶対に同じお墓に入れないのかというと、特に法律で禁止されているわけではありません。本人たちの意思があり、周囲の理解を得ることができれば可能です。
実際には、内縁関係で同じお墓に入るためには、いくつか解決しなければならない問題があります。
お寺などお墓の運営元への確認
お墓は、お寺や霊園によって運営されており、そこには規定が存在します。
中には、血縁者や戸籍上○○等身までの親族以外は、同じお墓に入ることができないと定められていることがあります。その規定に反していないかを確認する必要があります。
規定で決まっていても、受け入れてくれる場合もありますので、一度相談することをおすすめします。
親族からの同意を得る
実際に解決が難しいのが親族の問題です。
特に、お墓の名義人である永代使用権者の同意がないと、同じお墓には入れません。
例えば、内縁関係とはいえ、両方に結婚歴がなく、子供などがいないというケースであれば問題になることはあまりないでしょう。
また、早くに離婚や死別をし、その後に出会った相手との内縁関係などであれば、認められることもあります。
問題は、双方に家族がいる場合や婚姻中に出会った相手と内縁関係になった場合です。
亡くなった後にお墓を引き継ぎ、供養や管理をしていくのは子供になりますので、家族と認められない人をお墓に入れることに抵抗を持つ人は少なくありません。
まして、婚姻中に出会った相手は、浮気相手ということになりますから、お墓に入れるなんてとんでもないと反対される人もいるでしょう。
この場合は、いくら本人同士が望んでも一緒のお墓に入るのは難しいです。
とはいえ、親族の反対さえなければ、一緒のお墓に入ることは決して無理なことではありません。
しかし、子供がいる場合は、子供はそのお墓に入れることはでませんので、あくまで一代のみの家族として認められるのが一般的です。
永代供養や散骨という方法もある
どうしても一緒のお墓に入ることができないのであれば、同じ場所に散骨・永代供養してもらうという方法もあります。実際に自分の死後のことは、遺族に任せるしかないのですが、生前に手配をしておいて一緒に弔ってもらうことも可能です。
まとめ
内縁関係であっても、家族やお墓の運営元の同意を得ることができれば、一緒のお墓に入ることは可能です。しかし、事前に内縁関係でも一緒に入れるお墓なのかを確認したり、家族の同意を得るためによく話し合うことが大切です。
どうしても同じお墓に入ることが難しい場合は、永代供養や散骨といった方法を選ばれるのも良いでしょう。
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