公開日:2017年12月15日
更新日:2017年12月15日
墓石の値段はどのように決まりますか?
石材の種類、大きさ、産地、加工費用によって決まります。
墓石は同じような形であっても、価格が変わってくることがあります。
どのような基準で墓石の価格が決まってくるのかをご紹介します。
墓石の価格の決まり方
墓石の値段相場には大きく幅があります。
その差は、様々な要素から決まってくるため、予算とのバランスを見ながら、故人やご自身が理想とするものを選ぶ必要があります。
墓石の価格を決める要素をご紹介します。
石材の種類について
石の種類には「白御影」、「大島石」、「能勢石」、「千草石」のほか、多くの種類があり、それぞれ特性や色合い、希少性などが異なり、価格が変わります。
例えば、同じ形の御影石であっても、中国産の安価な御影石と、国産の最高級御影石とでは、20~30倍も価格が違ってきます。
高級な理由は、採った石のうち製品に使える部分がごくわずかであったり、人気があるためです。
また、同じ種類の石のなかでも等級が定められていて、等級が上がると価格も上がります。
例えば、見た目が良いことや特性から人気のある「大島石」では、いくつもの等級があり、最高級材と安価な石で2倍近い差があります。
この等級が異なる理由ですが、山から原石が取れる場合、採掘する場所によって違いがあります。
<等級が異なる理由>
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石の目の細かさ
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石の色
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独特な模様
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キズやムラの具合
※ただし、お墓の価格と石の性質は、特に関係がありません。
<石の性質として代表的な物性値>
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吸水率:水の吸いやすさ。石の風化具合に影響。
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硬さ:加工難易度や、磨きの具合に影響。
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密度:質量、重さに影響。
※上記の物性値と、石の価格には特に関係がありません。
石によって価格が大きく異なるのは、希少価値と採石コストの差になります。
欲しい人が多く、石の採れる量が少ないほど価格は上がります。
ただ、安いからといって、石の性質が悪い訳ではなく、反対に高いからといって、石の性質が良い訳でもありません。
墓石の大きさについて
墓石が大きくなればなるほど、使う石材の質量が増えるため、墓石の価格も上がります。 石材店では、墓石の大きさを「寸」で表していることが多く、本体となる竿石のサイズは、一般的に8寸前後が多いようです。そこに、いくつかの台石が加わります。
石材の産地について
石がとれる産地によって、産出量は変わりますし、大量に採掘される場所の石は安くなります。
国産石材は、外国に比べ規模が小さく、石を採るコストが高いです。
つまり中国などの大きな山から採れる石は安く、日本でごくわずかしか採れない石はどうしても価格が高くなってしまいます。
石材の加工費について
シンプルなデザインの墓であれば、加工料は安くなります。逆に、複雑なデザインにする場合は、加工の手間がかかるため、加工料も高くなります。加工料によっては、墓石が小さくても価格が上がるので、購入する際は、加工料も含めた金額を確認するようにしましょう。
まとめ
お墓の値段は決して墓石だけで決まるわけではありません。
墓石以外でもお墓の基礎工事や外柵や墓誌、卒塔婆立て、灯篭などを設置する場合はその料金がかかることを忘れてはいけません。
他にかかる費用も考えながら、予算を考慮して墓石を決めましょう。
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