南大阪の地で末永くお客様に愛していただける場に…
千年オリーブの森 堺・和泉誕生
南大阪に霊園開発に手間取っている宗教法人があると、以前から耳にしていました。行政からの許可が下り、工事が終わり、もうすぐ開園という話も聞いていました。
京阪奈墓地公園の部長さんから、この霊園の住職の相談にのってあげてほしいと依頼され、会うことになりました。現場には所狭しと何百本もの桜が植えられ、ブロックでつくられた水場もありました。
しかし、水場は流れが悪く、夏は2~3日で水が腐ります。何より水路に架ける橋もなく、進入路すらありません。桜の根上がりも心配でした。同業者のアドバイスを受けてつくったそうですが、どこもかしこも不安な霊園でした。
それから週に3~4日、住職が弊社を訪れ、何とか再起に力を貸してほしいと頼まれました。とはいえ、一度つくったものを壊してイチからつくり直すとなると、行政にも承諾してもらわなければなりません。しかし、このままオープンしてしまえば二度とつくり直すことはできません。
どうしたものかと悩んでいたとき、カプコン(ゲーム会社)を世に送り出した実業家・辻本憲三さんの話を思い出しました。
辻本さんはカリフォルニアの山を開墾してブドウ畑をつくり、ワインづくりに取り組みました。
しかし、まったく美味しいものができず、プロにアドバイスを求めたところ、ブドウに問題なく、土が悪く、畑をイチからつくり直すようすすめられたと言います。
辻本さんはその提案を受け入れ、開墾からすべてやり直し、ついには世界中から注目を集める大人気ワインを生み出すまでになりました。
どうせ後悔するのであれば、やらない後悔が一番嫌でした。
そこから闘いがはじまりました。不安な要素をすべて取り払うべく、不必要なものは覚悟を持って取り除き、数ヶ月かけて創り直し、令和3年3月3日に樹齢1000年のオリーブを配した樹木葬専門霊園/ハピネスパーク千年オリーブの森 堺・和泉をオープンさせました。
中心に寸胴の樹齢300年のオリーブを据え
霊園名の「堺・和泉」は、光明池から霊園につながる道がはじまり、その出発点が堺であること、また、ららぽーと和泉からも近く、岸和田和泉インターチェンジからすぐに来られることから名付けました。
千年オリーブの森 堺和泉の入り口
ここには古木のオリーブの樹と、比較的、樹齢の若いオリーブの樹を合わせて30本、植えています。緑豊かな、静かで心が落ち着く空間です。
南大阪の地で末永くお客様に愛していただける場にしていきます。
千年オリーブの森 堺和泉の樹齢千年のオリーブ