猫は魔女の使い

投稿日：2024年04月01日

猫は魔女の使いだった？

キリスト教では、猫は複雑な歴史を持っています。中世ヨーロッパでは、猫は夜行性であることや人の命令に従わないことから、魔女や悪魔と関連付けられ、迫害を受けることもありました。しかし、猫はネズミを捕食する益獣として重宝され、修道院などで飼われることもありました。近代以降は、猫は愛らしいペットとして広く受け入れられるようになり、聖書の登場人物と一緒に描かれることも増えています。

古代エジプト

古代エジプトでは、猫は神聖な動物として崇拝されていました。猫は豊穣と喜びの女神バステトの化身とされ、人々は猫を大切に扱い、殺すことを禁じていました。猫は神殿で飼育され、死後はミイラとして埋葬されました。

古代ギリシャ・ローマ

古代ギリシャ・ローマでは、猫は愛と美の女神アフロディーテ/ヴィーナスの伴侶とされていました。また、猫はネズミを捕食する優れたハンターとして重宝され、家や倉庫を守る存在として飼われていました。

イスラム教

イスラム教では、猫は預言者ムハンマドに愛された動物として尊敬されています。ムハンマドは猫を清潔で知的な動物と捉え、猫を撫でたり、食事を分け与えたりするなど、親身に接していました。イスラム教徒にとって猫は幸運の象徴とされ、家の中に猫がいることは神の祝福があるとされています。