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過去帳の処分方法はどうしたらいい

こんにちは。

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仏壇の中にある過去帳の供養と処分の仕方

「仏壇を継承できずに、面倒を見ることができなくなった」などの理由で、仏壇の整理や供養処分をする人が増えてきています。その際、「仏壇の中にある過去帳は、どうすればよいのか?」と、多くの方から質問をいただきます。

「仏像や位牌は、きちんと供養すべきものだと思うが、過去帳は持ち続けるもの?処分してしまってもいいもの?」という基本的な疑問もあって、対処の仕方に迷います。

★ただあまり神経質になる必要はありません。仏壇内にある過去帳の処分方法は、

1、供養する

2、お焚き上げをする

過去帳とは何か

「過去帳」とは、多くの場合仏壇の中に収められている小さなノート状のものです。「過去帖」と表記したり、「霊鑑(れいかん)」「霊簿(れいぼ)」と呼ぶ宗旨宗派もあります。

過去帳には、故人であるご先祖様の俗名(生前名)、戒名(亡くなった後につけられる名前)、没年日(死亡日)、亡くなった年齢などが書かれています。

家系図などよりもさらに詳しい内容が書かれている、先祖情報のメモファイルになります。家系図の元になる、データベースのようなイメージです。

過去帳への記入はいつするの

すでに先祖代々の過去帳がある場合は、ほとんどの宗派では、三十三回忌や五十回忌の節目の年に、位牌から過去帳へ情報を移し替えます。

新たに過去帳を作成する場合は、四十九日の法要や納骨の際に、お坊さんにお願いする場合が多いです。

ほとんどの宗派では、葬儀から四十九日までは白木の位牌を使用し、四十九日を境に白木の位牌から黒い本位牌に作り変えます。この際、位牌に魂を入れたり移し替えたりします。

浄土真宗では、魂を入れる・抜くという概念がなく、過去帳が位牌の代わりになる場合が多いです。

(浄土真宗でも位牌を作る地域もあります)

過去帳の供養・処分方法

・浄土真宗以外の宗派の場合

「過去帳は単なる記録帳なのだから、処分するにあたり特に供養は不要」という考え方と、「菩提寺の寺院名など記載されている過去帳などについては、供養が必要」という考え方の2通りあります。

先祖様の名前が書かれたものなので、「きちんと供養して気持ちの整理をつけておきたい」という人は、お坊さんに読経供養をお願いしたあと、処分するのがよいでしょう。

・浄土真宗の場合

過去帳は位牌の代わりという考え方です。ただ、処分に当たり、魂を抜くという概念がないので、同じ意味合いを持つ「遷座供養(せんざくよう)」という読経供養をしていただき、処分します。

供養が終わった過去帳は、単なるただの帳面やメモ帳ですから、そのまま廃棄しても法的には問題ありません。ただし、ご先祖様の情報が書かれており、日々仏壇の中で手を合わせていたものなので、心情的にはそのままゴミとしては廃棄しにくいものです。

 

そのため、多くの場合は「お焚き上げ」と言って、焼却処分をします。

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