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日本初の路面電車法要施設
ハピネスパーク交野霊園でも周忌法要ができるようになりました。京都市電(N電)という車両を再利用した、日本初の電車法要施設です。京都市電(N電)は、明治45年の製造から昭和36年まで北野~京都駅前を走っていた、「日本初の電車」。
廃車となってからは大覚寺にて保存され、その後大宮交通公園で展示されていました。京都市による譲受希望者募集を期に、当霊園が譲り受け約半年をかけて修繕・修復。法要施設として生まれ変わりました。
法要施設に電車を選んだ背景
もとより、当霊園には法要を行える施設がなく、法要施設を設置することは大きな目標のひとつでした。
その目標を叶えるにあたり、どうしても実現したかったことがあります。それは、『子どもたちの記憶に残る霊園でありたい』というものです。先祖の存在をいつも胸に抱いていただき、今生を精一杯生きる道しるべにしていただきたい。
そのためには、未来を担う子どもたちにとってお墓参りが何度でも行きたくなるほどに楽しいものでなければなりません。
『ご家族と一緒にお墓参りに来た子どもたちの思い出に残り、将来のお墓参りの担い手となってほしい』という想いを込めて、日本初の試みである路面電車の法要施設設置を実現させました。
訪れる人々を見守るシンボル
電車と霊園は、共に「別れ」を象徴しているという共通点があります。著名な文学作品である宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』では、電車が別れの場を担っています。
霊園の中からはもちろん、霊園の外からでも電車の姿を目にすることができます。
電車の横に植えられた「生命の樹」であるオリーブと共に、お墓参りに来られる方々を見守ってくれます。
ノスタルジックで落ち着く内装
霊園内と同様、老若男女や車いすユーザー、身体の内外に障がいを持っている方なども含めたすべての方が利用できるように設計しています。
明治時代に誕生し、生き抜いてきた姿をなるべくそのままに留め、整備が必要な部分も当時の状態を可能な限り再現しています。