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無縁仏を防ぐには?今できる準備と永代供養の選び方

「自分たちのお墓は、将来誰がみてくれるのだろう?」 「もし管理する人がいなくなったら、ご先祖様のお墓はどうなってしまうの?」

お墓の承継(けいしょう)は、多くの方にとって切実な悩みです。管理が途絶えたお墓の行き着く先が「無縁仏」と呼ばれる状態です。この記事では、無縁仏の現実と、それを避けるための具体的な方法について解説します。

 

Q. そもそも「無縁仏」とは、どういう状況を指すのですか?

A. 簡単に言うと、「お墓を管理・供養する継承者(親族など)がいなくなったご遺骨やお墓」のことです。

お墓は、建てた後も霊園やお寺に「年間管理料」を支払い続けることで、その区画を使用する権利が維持されます。

しかし、お墓をみる人がいなくなり、この管理料が長期間滞納されると、墓地の管理者は法的な手続き(官報への掲載や、墓前の立て札による告知など)を経て、そのお墓を撤去・整理する権利を得ます。

 

Q. 管理されなくなったお墓は、最終的にどうなってしまうのですか?

A. 管理が途絶えたお墓は、以下の手順を経て「無縁仏」になります。

① 管理料の滞納

継承者がいなくなり、管理料が支払われなくなります。

 

② 管理者による調査・告知

管理者は

官報への掲載

墓前への立て札による公告
などで「申し出がなければ撤去します」と告知します。
※告知期間は1年が一般的ですが、墓地により異なることもあります。

 

③ 墓石の撤去

期限までに申し出がなければ、墓石は撤去され、区画は更地に戻されます。

 

④ ご遺骨は合祀(ごうし)墓へ

取り出したご遺骨は、霊園内の「無縁塚」や「合祀墓」に移され、他の方と一緒に供養されます。

 

 ポイント:一度合祀されると、ご遺骨だけを取り出すことはできなくなります。

 

Q. なぜ今、無縁仏が増えているのですか?

A. 「少子高齢化」と「ライフスタイルの変化」が大きな原因です。

現代では無縁仏が急増しています。その背景には次のような社会的変化があります。

・少子高齢化により継承者がいない家庭が増えた

・子どもが遠方に住み、お墓の管理が難しくなった

・家制度が崩れ、「お墓を守る」という意識が薄まった

・単身者や子どものいない夫婦が増加した

こうした理由から、管理の途絶えるお墓が増加しています。

 

Q. 無縁仏になるのを避けるためには、どうすればいいですか?

A. 無縁仏になることを防ぐ方法は、大きく2つです。

【対策①】今あるお墓を整理する「墓じまい」

将来お墓を継ぐ人がいない場合は、ご自身の代でお墓を片づける「墓じまい」が有効です。

・墓石を撤去して更地に戻し、区画を返還する

・ご遺骨は永代供養が可能な場所(樹木葬・納骨堂など)へ移す

墓じまいを行うことで、後の代への負担を残さずに済みます。

 

【対策②】継承者が不要の「永代供養墓」を選ぶ

永代供養とは、お墓を継ぐ人がいなくても、寺院・霊園が永続的にご遺骨を管理・供養してくれる制度です。

永代供養墓を契約しておけば、無縁仏になる心配はありません。

 

Q. 永代供養には、どんな種類がありますか?

A. 現代のニーズに合わせて、様々なタイプの永代供養があります。

樹木葬(じゅもくそう): 樹木や草花をシンボルとして眠るお墓です。個別にお参りできる墓石が置かれる場合もございます。自然志向の方に人気です。

納骨堂(のうこつどう): 屋内にある納骨スペースです。天候に関わらずお参りでき、交通の便が良い場所にあることが多いのが特徴です。

合祀墓(ごうしぼ): 一つの大きなお墓(供養塔など)のもとに、他の方々と一緒にご遺骨を納めるお墓です。費用を最も抑えることができます。

 

まとめ

「無縁仏」という言葉は、少し不安を煽るかもしれません。しかし、これは「準備さえしておけば、必ず避けられる未来」でもあります。

最も大切なのは、この問題から目をそらさず、ご自身が元気なうちに「わが家のお墓をどうするか」をご家族と話し合い、具体的な対策(墓じまいや永代供養の契約)を実行しておくことです。それは、ご先祖様への供養であると同時に、遺される家族への最後の「思いやり」とも言えるでしょう。

弊社では永代供養付の区画を取り扱っております。お墓のことでお困りごとがございましたら是非お気軽にご質問ください。資料請求もお待ちしております。

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