公開日:2025年05月12日
更新日:2025年05月12日
三年祭とは?仏教とどう違う?~神道でのご供養にまつわる疑問をわかりやすく解説~
目次
Q1:三年祭とは何ですか?
A:神道における、故人を偲ぶ節目のご祭儀です。
三年祭は、故人の死から満三年目に行う神道のご供養です。
仏教でいう年忌法要にあたるものですが、成り立ちは少し異なります。
三年祭は特に九州以南の地域を中心に伝わる風習で、元々は仏教の年忌法要と神道の祭祀が混ざり合って形成されたとされます。
現在では関西をはじめ他の地域でも、神式でのお葬式をされた方を中心に行われることが増えてきました。
Q2:三年祭は三回忌と同じですか?
A:意味もタイミングも異なります。
よく混同されがちですが、三年祭と三回忌はまったく別のものです。
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三回忌(仏教)…亡くなった年から満2年後に行う法要(例:2023年没 → 2025年が三回忌)
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三年祭(神道)…亡くなった年から満3年後に行う祭儀(例:2023年没 → 2026年が三年祭)
仏教では「回忌」と呼び、亡くなった翌年が一周忌、その次が三回忌と続きますが、
神道では「○年祭」として、1年祭・3年祭・5年祭・10年祭…というふうに節目の年にお祭りを行います。
Q3:実際には、三年祭はいつ行うのが一般的?
A:満三年で行うのが一般的です。
三年祭は地域によって慣習が異なる場合もありますが、
満三年(=亡くなった年+3年)で行うのが現在の主流です。
たとえば、2023年に亡くなられた場合は、
2026年が三年祭となります。
これは、仏教の「三回忌」との違いを意識されている方にも非常に参考になる点です。
Q4:三年祭は必ずしなければいけないの?
A:必ずという決まりはありませんが、大切な節目として行う方が多いです。
神道には仏教のような「戒律」はありませんが、三年祭は一定の区切りとして大切にされている祭儀です。
一つの区切りとして、親族が集まり、故人の御霊を敬い、感謝の気持ちを表す機会とされています。
形式にとらわれすぎず、家族でできる範囲で丁寧に供養するという考え方が基本です。
Q5:三年祭をする場合、何を準備すればいいの?
A:神社や霊園に相談しながら、場所・日時・祭具の手配を進めます。
具体的には以下のような流れになります:
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神社または霊園に三年祭の希望を伝える
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実施日程・場所(霊園/自宅/集会所など)を決める
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神主さんによる祝詞(のりと)・お供え物の準備
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親族や関係者に案内を出す
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当日、式を執り行い、故人の霊に感謝と敬意を捧げる
事前にご相談いただければ、祭壇の手配やお供えの内容などもご提案可能です。
最後に
三年祭は、「これまで見守ってくれてありがとう」「これからも忘れません」という気持ちを届ける大切な時間です。
形式にとらわれすぎず、心を込めた供養ができれば、それが一番のご供養になるのではないでしょうか。
不明点やご相談がございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。
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