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公開日：2023年04月29日
更新日：2024年01月26日

仏壇の処分ってどうしたらいい？

ご自宅に置かれている仏壇ぶつだんの処分について悩まれている方はたくさんいらっしゃいます。

処分を考える理由は下記のような場合です。

・管理する人はいない

・仏壇ぶつだんの買い替え

・お引越し

・施設に入る事になった　等

 

今回はそのような方々のために、仏壇ぶつだんの処分方法についてお伝えいたします。

 

仏壇ぶつだんとは

仏壇ぶつだんは信仰の中心である本尊ほんぞん、ご先祖のお位牌いはいなどを祀まつる台のことです。仏壇ぶつだんは家の中にある小さなお寺のようなものです。先祖を祀る場所としての役割です。

 

亡くなってしまった方との絆きずなを保たもつ役割があると考えられます。皆さんの心の拠より所としての役割もあるでしょう。

仏壇ぶつだんの処分方法

仏壇ぶつだんの処分はいくつか方法があります。自分達に合ったやり方で行うのが良いでしょう。方法としては以下の通りです。

 

1.菩提寺ぼだいじにお願いする。

 

2.仏具店にお願いする。

 

3.粗大ごみ回収に出す。

 

それぞれのやり方についてお伝えいたします。

共通しているポイント

仏壇ぶつだんの処分のやり方はいくつか存在しますが、共通しているポイントがあります。それは「魂抜き」という儀式です。

 

「魂抜き」とは、魂が宿っている対象から魂を抜き出す儀式の事で、住職にお願いすることでやってもらえることが多いです。「魂抜き」は墓石やお位牌いはいなどに対しても行う儀式です。「魂抜き」は「閉眼供養へいがんくよう」、「お性根しょうね抜き」とも呼ばれることがあります。

 

魂が宿ったままの状態で、処分やお焚たき上げをするのはよろしくないという考え方で行う儀式になります。

 

墓石であれば、追加で彫刻する必要があるときに、魂抜きを行うことがあります。

 

「魂抜き」が必要かどうかは、お寺によって異なる考え方があるため、絶対にこうであると言い切る事は出来ません。なんにせよ、お世話になっている菩提寺ぼだいじがあれば確認してみましょう。

菩提寺ぼだいじにお願いするやり方

菩提寺ぼだいじってなに？

まずは菩提寺ぼだいじについてです。簡単に言うと、菩提寺ぼだいじとは自分達が先祖代々お世話になっている寺院のことです。

皆さんの中には、自分が子供の頃からお世話になっているお寺の住職がいらっしゃるのではないでしょうか？

菩提寺ぼだいじにお願いする

菩提寺ぼだいじにお願いするやり方は、一般的なやり方であると言えます。寺院によっては仏壇ぶつだんの処分を受けてくれる場合があります。まずは一度相談してみましょう。

菩提寺ぼだいじにお願いした場合の流れは

菩提寺ぼだいじに連絡→日時を決める→魂抜き→仏壇ぶつだんの移動→お焚き上げ

上記のような流れになることが多いです。

 

お寺さんと日程を合わせる必要があったり、お仏壇ぶつだんのの移動は自分でやらなければいけないということもあります。費用の相場は1万円から10万円ほどです。

仏具店にお願いするやり方

仏具店では、仏壇ぶつだんのの処分も受け付けている場合があります。仏具店に依頼するパターンとしては、お仏壇ぶつだんのの買い替えのパターンです。新しいものと古いものを入れ替えるパターンが多いです。

仏壇ぶつだんのの運搬もやってもらえることがありますので、自分での運搬が厳しいと判断した時は、一度お願いできるか確認してみましょう。

流れとしては、

見積もり依頼→日時決める→魂抜き→仏壇ぶつだんの運びだし

上記のような流れになります。

 

住職の手配などもやってくれる場合があります。日頃お世話になっているお寺さんがいるのであれば、魂抜きだけはそのお寺さんにお願いし、処分に関しては仏具店にお願いするということも考えられます。

粗大ごみ回収に出すやり方

「魂抜き」を行っている場合、家具やモノと同じ状態と考えることもできますので、粗大ごみとして処分することは可能です。各地方自治体によって粗大ごみとして回収可能ではない場合もあります。一度確認しておきましょう。

 

粗大ごみとして処分する場合は費用を抑えられるという利点はありますが、人によっては先祖の魂が宿っていたものをゴミ置き場に置きづらい、周りの目が気になるというデメリットもございます。

 

流れは

魂抜きを依頼する→受付センターに粗大ごみの回収を依頼する。→手数料納付権を貼り付けて収集日にゴミ置き場に出すという流れになります。粗大ごみの回収料金は約500円から1000円です。

中に置いてある仏具、お位牌いはいは一緒に捨ててはいけません。

まとめ

今回は仏壇ぶつだんのの処分についてお答えしました。ポイントは以下の通りです。

・処分方法は3つある。

・処分の前には「魂抜き」を行う。

 

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