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日本画の岩絵の具の魅力

こんにちは。皆さんは「岩絵の具(いわえのぐ)」という言葉を聞いたことがありますか?実は私、大学で日本画を学んでいましたそこで使われる岩絵の具の奥深い世界にすっかり魅了されています。「霊園のお仕事と関係があるの?」と思われるかもしれませんが、実は岩絵の具の原料は、お墓と同じ「天然の鉱石(石)」なのです。一見、敷居が高そうに見える日本画の世界ですが、正しい知識を持って触れてみると、自然の恵みの豊かさや、物事を長く大切にする心のゆとりを教えてくれます。今回は、私のお気に入りの趣味である「岩絵の具」の魅力について、客観的かつ論理的に分かりやすく解説します。

 


大人の趣味に「岩絵の具」をおすすめする3つの理由

岩絵の具を使った日本画は、単なる絵画制作にとどまらず、素材の歴史や自然との対話を楽しめる非常に贅沢な趣味です。その魅力を3つの観点から解説します。

1. 天然の「鉱石」から生まれる唯一無二の色彩を楽しめるため

岩絵の具は、アメジスタ(紫水晶)やアズライト(藍銅鉱)、マラカイト(孔雀石)といった天然の美しい鉱石を細かく砕いて作られています。人工の絵の具にはない、光の当たり方でキラキラと輝く独特の質感と、深く優しい発色が特徴です。お墓の墓石が一つひとつ異なる表情を持つように、自然の石だからこそ出せる唯一無二の美しさに出会えるのが最大の魅力です。

2. 千年先へも色褪せない「普遍の美」を持っているため

高松塚古墳の壁画や国宝の絵巻物が今も美しい色彩を保っているのは、この岩絵の具が使われているからです。天然の石は紫外線による劣化が非常に少なく、何百年、何千年という時を超えてその美しさを維持します。自分が描いた作品が未来へと長く残っていくロマンは、他の絵の具では味わえない感動があります。

3. 道具を準備するプロセスで「心を整える時間」が得られるため

岩絵の具は、チューブから出してすぐには使えません。皿の上に粉末の絵の具をのせ、「膠(にかわ)」という動物のコラーゲンからできた液を加え、自分の指で丁寧に練り合わせて作ります。この一見手間のかかる作業こそが、現代の忙しい日常から離れ、自分の心と静かに向き合う最高の「マインドフルネス」の時間になります。


岩絵の具に関するよくある誤解と注意点

「やってみたいけれど、難しそう…」と思われがちな岩絵の具ですが、いくつかのポイントを押さえれば、誰でも安心して始めることができます。

  • 専門的な技術がないと描けないという思い込み: 最初から大きな風景画を描く必要はありません。まずはハガキサイズの紙に、身近な花や果物を一つ描くだけでも、岩絵の具ならではの美しい質感を十分に楽しむことができます。
  • 粒子(粒の大きさ)による色の変化を知る: 岩絵の具は、同じ石から作られていても、細かく砕くほど色が白っぽく(薄く)なり、粗いほど色が濃くなるという不思議な性質を持っています。絵の具を選ぶ際は、色味だけでなく「粒子の番号(数字が大きいほど細かい)」に注意して選ぶのがコツです。
  • 後片付けを怠ると固まってしまう: 膠で練った岩絵の具は、放置するとお皿の上でカチカチに固まってしまいます。しかし、お湯を含ませれば再び溶かして使うことができるのも石の強みです。※ハピネスパークの管理事務所にも、スタッフが手掛けた季節のイラストや案内板が飾られていることがありますので、ご来園の際はぜひ温かみのある色彩に注目してみてください。

初めての岩絵の具に挑戦するための具体的なヒント

もし岩絵の具に少しでも興味が湧いた方は、無理のない範囲で以下のステップから始めてみてください。

  • まずは「体験セット」から集める: 最初からたくさんの種類を揃える必要はありません。画材店やネット通販で販売されている「初心者向け日本画セット(主要な色と膠、筆がセットになったもの)」を利用するのが最も合理的です。
  • お気に入りの「石(色)」を一つ決める: 自分が直感で「綺麗だな」と感じた鉱石の色をメインに選んでみましょう。天然石のパワーをもらうような感覚で、描く楽しさが倍増します。
  • 自然のモチーフを観察する: 霊園に咲く季節の草花や、樹木葬の美しい緑など、身近な自然をスケッチしてみるのがおすすめです。自然から生まれた絵の具は、自然の景色を美しく描き出すのに最高の相性を持っています。

まとめ:自然の恵みを愛でる心は、大切な人を想う心に繋がります

今回は私の趣味である「岩絵の具」についてお話しさせていただきました。何百年も色褪せない天然の石を使って、丁寧に時間をかけて絵を描くという行為は、私たちが毎日大切にしている「お墓を守り、ご先祖様への感謝の想いを未来へつなぐ」という霊園の仕事とも、どこか深く通じるものがあると感じています。自然が織りなす普遍の美しさに触れることは、ご自身の日常に豊かな彩りを与え、心をそっと癒やしてくれる素晴らしい贈り物となります。もし霊園で見かけた際は、ぜひ皆様の趣味のお話も聞かせてくださいね。

この記事を書いた人

株式会社西鶴

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