ホタルに託された想い ― 古人が詠んだ和歌と俳句
投稿日:2026年06月14日
初夏の夜を彩るホタルの光。
暗闇の中で静かに明滅するその姿は、昔から多くの人々の心を惹きつけ、
ホタルを題材にした和歌や俳句は数多く残されています。
今回は、ホタルにまつわる古人の作品をご紹介します。
物思へば 沢の蛍も わが身より
あくがれ出づる 魂かとぞ見る
【作】和泉式部
【現代語訳】
物思いに沈んでいると、沢を飛び交うホタルまでもが、自分の体から抜け出した魂のように見える。
・・・
「あくがる」とは、魂が体から離れてさまようという古い意味があります。
恋や悲しみで心が満たされないとき、自分の魂が抜け出してしまったような感覚を、飛び交うホタルに重ねています。
ホタル=魂という発想が美しく表現された和歌で、故人や先祖への想いを語る際にも引用されることがあります。
夏の夜の ふかきあはれを しるものは
ほたるよりこそ ほかになかりけれ
【作】藤原俊成
【現代語訳】
夏の夜の奥深い情趣や趣きを本当に知っているのは、ホタルのほかにはないだろう。
・・・
「あはれ」は、しみじみとした感動や情趣を意味します。
夏の夜の静けさや美しさ、その中を舞うホタルこそが、その趣を最もよく表しているという感動を詠んでいます。
故人を偲ぶ静かな時間にも通じる、「しみじみとした心」を感じさせる歌です。
ほたる見や 船頭酔うて おぼつかな
【作】松尾芭蕉
【現代語訳】
ホタル見物に来たが、船頭が酔っていて舟の行く先が少し心もとない。
・・・
ホタル見物という雅な場面の中に、人間らしい滑稽さを織り込んでいます。
幻想的な風景の中にも人間の日常が感じられます。
最後に
古くからホタルは、単なる昆虫ではなく、人の想いや魂を映す存在として見つめられてきました。
お墓参りの際に故人を思い出すように、ホタルの光を見つめていると、懐かしい人の面影が心に浮かぶことがあります。
もうすぐお盆を迎える季節。古人たちがホタルに託した想いに触れながら、ご先祖様や大切な故人へ思いを寄せてみてはいかがでしょうか。
霊園のことなら何でもご相談ください
樹木葬のことだけではなく、位牌、仏壇の供養、墓じまい、 改葬、分骨など、気になることや、わからないことなどがございましたら、 何でもご相談ください。
- むずかしいお墓の事を丁寧にご説明いたします。
故人と遺族の思いを大切にしたご提案ができます。 -
大阪に5つ、大分に1つの霊園を運営しています。
ご自宅近くの霊園を、ぜひ一度ご見学ください。-

京阪牧野駅から徒歩6分
-

JR学研都市線津田駅から車で3分
-

大阪・京都・奈良の県境にある
(京阪奈墓地公園内)
-

南海泉北線光明池駅から車で10分
-

京阪牧野駅から徒歩6分
-

日吉原レジャープールそば
-



