埋葬・埋蔵・収蔵の違い
投稿日:2026年08月10日
こんにちは。千年オリーブの森(京阪奈墓地公園内)の福井です。
皆さんは、「埋葬」「埋蔵」「収蔵」という言葉の違いをご存じでしょうか。
普段の会話では、遺骨をお墓や納骨堂に納めることをまとめて「納骨」と呼ぶことが多いですが、法律上は納めるものや場所によって言葉が使い分けられています。
今回は、お墓に関する三つの言葉の違いをご紹介します。
埋葬とは
「埋葬」とは、亡くなった方のご遺体を土の中に葬ることです。
「お墓に遺骨を納めること」を埋葬と表現することもありますが、「墓地、埋葬等に関する法律」では、火葬前のご遺体を土中に葬ることを埋葬と定めています。
現在の日本では火葬が一般的なため、日常生活で法律上の意味での「埋葬」という言葉を使う機会は、あまり多くないかもしれません。
埋蔵とは
「埋蔵」とは、火葬したあとのご遺骨を、お墓に納めることです。
法律では、お墓などの「墳墓」を、ご遺体を埋葬したり、焼骨を埋蔵したりするための施設と定めています。
そのため、一般的なお墓や樹木葬など、墓地として許可を受けた区域内のお墓にご遺骨を納める場合は、「焼骨を埋蔵する」という表現になります。
焼骨の埋蔵は、原則として墓地以外の場所では行うことができません。例えば、自宅の庭に遺骨を埋めてお墓にすることは認められていないため、注意が必要です。
収蔵とは
「収蔵」とは、火葬したあとのご遺骨を、納骨堂に納めることです。
納骨堂は、他人から預かった焼骨を保管するために、都道府県知事などの許可を受けた施設です。
同じご遺骨を納める行為でも、お墓に納める場合は「埋蔵」、納骨堂に納める場合は「収蔵」と呼ばれます。
三つの言葉を整理すると
「埋葬」は、ご遺体を土の中に葬ること。
「埋蔵」は、火葬後のご遺骨をお墓に納めること。
「収蔵」は、火葬後のご遺骨を納骨堂に納めることです。
普段使われる「納骨」という言葉は、法律上の「埋蔵」や「収蔵」をまとめた、一般的な呼び方と考えると分かりやすいでしょう。
似ているようで、それぞれ異なる意味を持つ三つの言葉。違いを知ることで、お墓や納骨に関する手続きも、より理解しやすくなります
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