大切な故人が初めて帰ってくる日「初盆」ってなぁに?
投稿日:2025年07月18日
こんにちは、ハピネスパーク 千年オリーブの森 京阪奈の藤田です。
良い天気が続きますね。笑
身近な人が亡くなって、初めて迎えるお盆のことを「初盆(はつぼん)」、または「新盆(にいぼん/あらぼん)」と呼びます。
これは、故人となった方が、初めてお家に帰ってくる、とっても特別な日なんです。だから、普段のお盆よりも少し丁寧に、故人をお迎えして供養します。
初盆っていつやるの?
お盆の時期は、だいたい8月の13日から16日ですが、地域によっては7月にお盆をする場所もあります。
もし故人が亡くなって、まだ「四十九日(しじゅうくにち)」が過ぎていない場合は、今年の初盆はせずに、次の年に初盆を迎えるのが一般的です。例えば、7月にお盆が来る地域で、5月に亡くなった場合は、その年は四十九日が明けていないので、来年の7月が初盆になります。
初盆のために準備すること・大切なこと
初盆は、故人の魂が迷わずに家に帰ってきて、安らかに過ごせるように、いくつか特別なことをします。
1. 白い提灯(ちょうちん)を用意しよう
初盆で一番特徴的なのが、「白い提灯(しろちょうちん)」を飾ることです。これは、故人の魂が迷わずにお家に帰れるように、目印になる提灯なんです。真っ白で、とても清らかな光を灯します。この白い提灯は、初盆の時だけ使い、次の年からは色や絵柄のついた普通の提灯を使います。
2. 精霊棚(しょうりょうだな)を作ってお供え物を飾ろう
故人の魂をお迎えするための特別な場所「精霊棚(しょうりょうだな)」を用意します。そこには、故人が生前好きだった食べ物や、季節の果物、野菜などをお供えします。
特に、ユニークなのが、キュウリで作った馬とナスで作った牛です。これは「精霊馬(しょうりょううま)」「精霊牛(しょうりょううし)」と呼ばれていて、故人が早く家に帰ってこられるように馬、ゆっくりあの世に戻れるように牛に見立てて飾ります。
3. 迎え火(むかえび)・送り火(おくりび)を焚こう
お盆が始まる日には、家の玄関先などで「迎え火(むかえび)」を焚いて、故人の魂をお迎えします。そして、お盆が終わる日には「送り火(おくりび)」を焚いて、魂をお見送りします。
最近は、マンションなどで火を焚くのが難しい場合も多いですよね。そんな時は、提灯の明かりを灯すだけでも大丈夫ですよ。
4. お坊さんにお経を読んでもらおう
初盆では、お坊さんにお家に来てもらって、お経を読んでもらうことが一般的です。お盆の時期は、お坊さんも大忙しなので、早めに(できれば1ヶ月くらい前には)連絡して、お願いするといいですよ。お経の後、親戚や故人と親しかった人たちと一緒にご飯を食べることもありますが、最近は食事なしで済ませるご家庭も増えています。
5. お墓参りに行こう
初盆の時期には、お墓をきれいに掃除して、お墓参りに行きましょう。故人に感謝の気持ちを伝え、手を合わせます。
6. 服装は?
初盆の法要に呼ばれたり、自分たちが主催したりする時は、基本的には喪服(礼服)を着るようにしましょう。お迎えする側も、来てくださる方よりカジュアルにならないように気をつけるのがマナーです。
大切な人を想う時間
初盆は、大切な人を亡くした悲しみを抱えながらも、家族や親戚が集まって、故人を偲び、思い出を語り合う大切な時間です。地域の習慣やご家庭ごとの考え方、お寺の方針によってもやり方が違うことがあるので、もし迷ったら、ご家族や菩提寺(お世話になっているお寺)に聞いてみるのが一番確実ですよ。
初盆が無事に終わり、故人が安らかに旅立てるよう、そして残されたご家族が少しでも穏やかに過ごせるよう、心から願っています。
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