天満宮と神社の違いとは？

投稿日：2023年06月17日

こんにちは。千年オリーブの森(京阪奈墓地公園内)の中谷です。

天満宮と神社は何か違うの？

天満宮は｢天神(てんじん)｣を祀る神社です。

天神とは、菅原道真のことを指します。
神社は、神様を祀る場所です。
つまり、神社という大きな枠の中に｢天満宮｣が存在するため、天満宮のことを神社と呼んでも間違いではありません。

菅原道真はどんな人？神様？

宇多天皇の側近となり信頼を得ていましたが、貶められて太宰府に左遷されてしまいます。道真は都に戻ること叶わず、太宰府にて命を落としますが、それ以降都で次々と不審なことが起こります。
有力な人物が続々と亡くなったり、清涼殿という建物に雷が落ち多くの死傷者が出ます。
人々はこれを、道真の怨霊が原因だと考え、怨霊をおさめるために道真を神として祀ることにしました。
天神は元々は雷のことを指していましたが、清涼殿に雷を落としたと考えられたことから道真を天神として祀るようになりました。

現在、菅原道真は雷神としてではだけではなく、頭脳明晰だったことから学問の神様としても信仰されています。

最後に菅原道真が太宰府へ左遷される前に詠んだ和歌をご紹介させていただきます。

｢東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅(むめ)の花　あるじなしとて春な忘れそ｣

訳:わが家の梅の花よ。東風(東から西へ吹く風、都から太宰府に吹く風のこと)が吹いたら、私のいる大宰府まで匂いを届けておくれ。主人がいないからと言って、春を忘れてはいけないよ。

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