放っておくと怖い便秘樹木葬千年オリーブの森関西大阪枚方奈良京田辺

投稿日：2023年06月16日

こんにちは。千年オリーブの森の中野です。

便秘症とは、便の回数が少ないか、出す時に痛みや出血があったり、お腹に不快感を覚えたりする時をいいます。
「3日便がでない」場合でも排便に苦痛を感じなければ便秘とはいいません。

毎日便が出ていても、便が細かったり、排便後の残便感や、腹痛、おなかが張る、食欲不振などがある場合は、一種の便秘とされています。

便秘の原因

分類すると、4種類にわけられます。
・大腸の運動機能が低下「弛緩性便秘(しかんせいべんぴ) 」
腸が十分に動かないため、大腸内に便が長く留まり水分が過剰に吸収されて硬くなるタイプ。便秘の中で頻度が高い。

・大腸が過度の緊張をする「痙攣性便秘」
副交感神経の過度の興奮により、腸管が緊張し、便が上手く運ばれずウサギの糞のようなコロコロとした便になる。便秘と下痢を繰り返すことも多い。

・直腸に便が停滞する「直腸性便秘」
便が直腸に達しても排便反射が起こらずに、直腸に便が停滞しうまく排便できない。
痔や緊張や恥ずかしさから排便を我慢する習慣がある人に多い

・器質性便秘
大腸がんや腸閉塞、腸管癒着などの病気が原因で、小腸や大腸に通過障害が起こる。血便、激しい腹痛、嘔吐など症状がある。

・これ以外にも、腸の動きを抑制したりする薬の影響便秘になることがあります。
麻薬系の鎮痛剤、降圧剤、鉄剤パーキンソン病治療薬、向精神薬等。

便秘はなぜ女性に多い？

・男性に比べて女性の方が腹筋が弱いため、便を送り出す力が弱い

・女性ホルモン「黄体ホルモン」が体内の水分や塩分を溜め込むように指示するため、大腸にある便の水分も吸収し便秘が硬くなる。月経前にはそのホルモンがでやすいので、便秘になりやすい。

・無理なダイエットで食事制限をして、食物繊維、水分、脂肪分を減らしてしまい、腸の動きが悪くなり便が硬くなり出にくくなる。

・精神的な理由、忙しさ、人前での恥ずかしさからトイレを我慢する週間が多く、旅行など環境の変化によるストレスも影響を受けやすい

実は大きな病気が隠れていることも

・最近急に便秘になった
・今はまでとは違う排便習慣(下痢ぎみ、便秘がちになった)
・急に体重が減った
・貧血がある
・便に血が混じる
・お腹の張りがある
・家族が大腸がん、潰瘍性大腸炎などの病気にかかったことがある

上記にあてはまる場合は、医師に相談する方がいいでしょう。

正しい生活習慣を身につけましょう

便秘の治療は食事などの生活習慣の改善、お薬の服用等があります。

まずは、正しい食生活、生活習慣を身につけることから始めてみましょう。
・3食しっかり食事をする
・適度な水分をとる
・食物繊維が多く、脂肪分が少ない食事制限メニュー (ひじき、穀物、芋類、豆類)
・腸内細菌バランスを改善する(乳酸菌を含んだヨーグルト、納豆などの発酵食品)
・電解質やビタミンをとる
・生活リズムを整える
・睡眠時間を十分にとる
・便意を感じたら我慢せずにすぐにトイレにいく
・適度な運動
・ストレスをためないようにリフレッシュする