認知症とは

こんにちは。千年オリーブの森 中野です。

 

認知症とは脳が病気や、障害等さまざまな原因により、認知機能が低下し日常生活に支障がでてくる状態をいいます。

初期症状としては、もの忘れ、仕事上のミスが増える、金銭管理ができなくなる、食事を作れなくなる、火の元の管理ができない、慣れた道で迷う、憂鬱、不安になる、気力がなくなる等があります。

 

ほっておけない『もの忘れ』

もの忘れには加齢による正常なものと、ほっておけないもの忘れの２種類があります。

記憶は情報を覚えこむ→記憶する→情報を思い出すことの過程から成り立っています。

もの忘れはいったん覚えた内容を思い出せないことを指します。

 

・加齢によるもの忘れ…一部を忘れる、もの忘れの自覚がある。探し物を自分で見つけられる。日常生活に支障がない。

 

例）朝ごはんを食べたが、食べたごはんの内容を思い出せない。

 

・認知症によるもの忘れ…全てを忘れている。もの忘れの自覚がない。いつも同じものをずっと探している、人が盗んだと他人のせいにする。日常生活に支障がある。新しいことを覚えられない。

 

例） 朝ごはんを食べたこと自体を忘れている

 

認知症の種類

 

・アルツハイマー型認知症…認知症の大半を占める病気。脳の中にあるたんぱく質により脳の神経細胞が破壊され、記憶に関係する海馬や側頭葉後部等に委縮がみられる。

記憶障害、見当識障害、徘徊、妄想等がみられる。

 

・血管性認知症…脳卒中、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血等により引き起こされる認知症。

 

・レビー小体型認知症…パーキンソン病等によってあらわれる「レビー小体」という物質により神経細胞がダメージを受けることでおこる。

幻視、うつ症状、パーキンソン症状(ふるえ、動きがおそくなる、小刻み歩行)等の症状がでる。

 

・前頭側頭型認知症…前頭葉や側頭葉前方の委縮がみられる。前頭葉は「人格・社会性・言語」、側頭葉は「記憶・聴覚・言語」をつかさどっているため、それらが正常に機能しなくなります。

身だしなみに無頓着になる、暴力をふるう、自発的な発言がなくいつも同じ言葉を言い続ける等症状がでる。

 

認知症の治療

アルツハイマー型認知症などの認知症を完全に治す治療法はまだありません。

薬物療法や、非薬物療法がありそれらを組み合わせて治療し、できるだけ症状を軽くし、病気の進行を遅らせることになります。

 

認知症は「神経内科」を受診

もの忘れや認知症は「神経内科」が専門科となります。

何かおかしいなと思ったら、『もの忘れ外来』等を受診してみるのもおすすめです

 

 

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