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合祀(ごうし)とは?仕組みや費用、メリット、デメリットを徹底解説

こんにちは。千年オリーブの森の中野です。

立冬を迎え、暦の上では冬の始まりを迎えましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

 

朝夕も冷え込み、日中の陽射しも弱まって、冬が近いと感じる気候になりました。体調を整え、免疫力UP↑で冬を乗り切りたいものです。
中野写真

合祀(ごうし)って何?

合祀(ごうし)とは、「合わせてお祀(まつ)りする」という言葉の通り、骨壺からご遺骨を取り出し、他の方のご遺骨と一箇所にまとめて埋葬する方法のことです。

 

一般的な樹木葬では13~33年など期限があり、期限を過ぎると、ご納骨したところからお骨を取り出して、集合墓(合祀墓)に移動することになります。

 

家族や血縁関係がなくても一緒にお祀りします。そのため家族以外の方と一緒の場所で永代供養をしてもらう形になります。一度合祀されたお骨は取り出すことができません。

 

お墓・墓石のイラスト(日本)

「合祀」と「永代供養」の違いは?

お客様からよくご質問いただくのが、「合祀と永代供養はどう違うのですか?」という点です。

 

この2つは、「埋葬の形」か「供養の契約」か、という違いがあります。

 

用語 意味 ポイント
合祀
(ごうし)
埋葬の方法 骨壺から出し、他人の遺骨と混ぜて埋葬すること。
永代供養
(えいたいくよう)
管理の契約 家族に代わって霊園が管理・供養をすること。

 

つまり、「永代供養がついているお墓」という大きな枠組みの中に、

 

「ずっと個別に埋葬されるタイプ」

「最初から合祀されるタイプ」

「一定期間は個別で、その後合祀されるタイプ」

 

とイメージすると、分かりやすいかと思います。

合祀を選ぶメリット・デメリット

合祀は、お墓の継承問題を解決する心強い選択肢ですが、「後から個別に供養し直したい」といった願いが叶わなくなるなど、後悔につながる具体的なポイントも潜んでいます。

 

決断する前に、メリットとデメリットの両方を深く理解し、納得した上でお選びいただくことをおすすめします。

 

【合祀のメリット】

・費用が安い
個別のお墓や石碑を建てず、納骨スペースも共有するため、一般的に1体あたり数万円〜30万円程度と、費用を大幅に抑えることができます。

 

・管理の負担がない
合祀墓(供養塔)の管理や清掃は霊園やお寺が行うため、ご家族による草むしりや掃除の負担が一切ありません。

 

・跡継ぎがいなくても安心
お墓を継ぐ人がいなくても、霊園が管理してくれるため、無縁仏になる心配がありません。
ただし、永代供養を契約することで、個別のお墓でも供養を続けることが可能です。

 

【合祀のデメリット】

・遺骨が他人と混ざる
見ず知らずの方のご遺骨と物理的に混ざり合うことになります。

「家族だけで眠りたい」「他人と一緒になるのは抵抗がある」という方には、心理的なハードルが高くなります。

 

・ご遺骨は二度と取り出せない
ここが最大のリスクです。一度合祀してしまうと、特定の方のご遺骨だけを取り出すことは100%不可能になります。「後でやっぱり個別にしたい」「子供が近くに引っ越したから改葬(お墓の引越し)したい」と思っても、絶対にできません。

 

・個別に手を合わせる場所がない
特定のお墓(石碑)に向かってお参りするのではなく、大きな供養塔に向かって手を合わせる形になります。「故人に話しかける感覚」が薄れると感じる方もいらっしゃいます。

合祀墓の費用相場

合祀墓の費用は、地域や運営母体(お寺か民間霊園か)によって異なりますが、おおよその目安は以下の通りです。

 

  • 公営霊園(自治体):約5万円〜10万円

  • 民間霊園・寺院:約10万円〜30万円

 

個別のスペースを確保する必要がないため、一般的な樹木葬(50万〜130万円)や一般墓(100万〜200万円)に比べて安価に設定されています。

 

ただし、表示価格に「納骨手数料」や「彫刻料(名前を残すプレート代)」が含まれているか、別途必要なのかは必ず確認しましょう。

合祀はどんな人に向いている?

ここまでの特徴を踏まえると、合祀は以下のような方に適しています。

 

【向いている人】

  • できるだけ費用を抑えて供養したい方

  • 「死後は自然に還れれば、他人と一緒でも気にしない」という価値観の方

  • お参りに来る家族がおらず、跡継ぎも全くいない方

 

【向いていない人(後悔しやすい人)】

  • 知らない人と遺骨が混ざることに、少しでも抵抗がある方

  • 将来、子供や親族が遺骨を引き取る(改葬する)可能性がある方

  • 「やっぱり個別の場所で眠らせてあげたい」と考える親族がいる方

千年オリーブの森は合祀なし

千年オリーブの森の樹木葬は『合祀なし』『期限なし』となっています。

そのため、家族以外の方とお骨を一緒にすることなく、永遠に家族だけで眠っていただくことができます。将来跡継ぎがいない方でも、無縁墓になることがないため安心です。

 

また、永代供養付きとなっているため、最初に『永代供養料』を支払えばその後は追加料金なく、合同供養の形で毎年定期的にお経をあげ、供養させていただいております。

 

千年オリーブの森を詳しく知る

オリーブの木

霊園イメージ

この記事を書いた人

ハピネスパーク交野霊園 店長

中野 寛子

Hiroko Nakano

資格

お墓ディレクター2級・ユニバーサルマナー検定2級・海洋散骨アドバイザー

霊園のことなら何でもご相談ください

樹木葬のことだけではなく、位牌、仏壇の供養、墓じまい、 改葬、分骨など、気になることや、わからないことなどがございましたら、 何でもご相談ください。

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各種SNSを通じて情報を発信させていただいております。

むずかしいお墓の事を丁寧にご説明いたします。
故人と遺族の思いを大切にしたご提案ができます。

大阪に5つ、大分に1つの霊園を運営しています。
ご自宅近くの霊園を、ぜひ一度ご見学ください。