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ニットの歴史

10月に入り、朝晩の冷え込みとともに園内の木々もすっかり秋色に染まり始めてまいりました。澄み渡る秋空のもと、心地よい秋風が吹く園内を歩いていると、季節の深まりを肌で実感いたします。

今回はニットの歴史についてご紹介させていただければと思います。

 

海から生まれた命を守る服。ニット(編物)のルーツ

今では日常のファッションとして馴染み深いニットですが、その歴史は非常に古く、古代エジプトや中東にまで遡ると言われています。そして現代私たちが着ているセーターの原型は、過酷な海で働く漁師たちのために作られた「作業着」でした。

  • アランセーター(フィッシャーマンセーター) アイルランド西海岸のアラン諸島で生まれたセーターです。未脱脂(羊毛の油分を残した状態)のウールで固く編み上げることで、高い防水性と防寒性を備えていました。

  • 編み目(模様)に込められた祈り ケーブル編み(縄状の模様)は「安全と豊漁を願う命綱」、ダイヤ柄は「成功と富」など、家庭の女性たちが編む模様一つひとつに家族への深い祈りが込められていました。万が一の海難事故の際にも、編み目の模様で誰のセーターかが分かる識別票の役割も果たしていたと言われています。

一枚のセーターには、厳しい自然に挑む家族を想う、温かな愛と祈りが込められていたのですね。

 

一針ごとに想いを込めて、世代を紡ぐ温もり

一本の糸を手繰り寄せ、一針一針編み進めることで形作られるニット。 丁寧にお手入れをしながら着続けたセーターは、時間を経ても色あせることなく、親から子へと受け継がれ、着る人の思い出とともに深みを増していきます。

糸と糸が絡み合って強い一枚の布になるように、私たちが日々大切にお守りしている「ご家族の絆」や「お墓」もまた、世代を超えて紡がれていく温かな時間の重なりそのものです。

秋深まる心地よい季節、ゆったりとした時間が流れる当霊園へ、ぜひ穏やかな風を感じに足をお運びください。スタッフ一同、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

 

この記事を書いた人

営業部・PR担当

造作 隆平

Ryuhei Zosaku

資格

お墓ディレクター2級・ユニバーサルマナー検定2級・海洋散骨アドバイザー

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