墓じまいはなぜ増えている?改葬件数から見る「お墓を継がない」という新しい選択
投稿日:2026年08月26日

近年「墓じまい」を考える方が急増しています。
実際に厚生労働省の調査でも、ご遺骨を別のお墓や納骨施設へ移す「改葬」の件数は、この10年で大きく増加しました。
その背景にあるのは、「お墓の後継者がいない」「子どもに負担をかけたくない」といった切実な思いです。
一方で、墓じまいをしたからといって、お墓の問題がすべて終わるわけではありません。
次に直面するのが、「取り出したご遺骨を、今後どこで供養するか」という問題です。
この記事では、改葬件数の推移と背景、今注目を集める「後継者を必要とせず、永代供養を行えるお墓」を解説します。
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墓じまいは本当に増えている?

厚生労働省の「衛生行政報告例」によると、2024年度の全国の改葬件数は17万6,105件でした。
10年前の2014年度は8万3,574件だったため、約2.1倍に増えています。

| 年度 | 全国の改葬件数 |
|---|---|
| 2014年度 | 83,574件 |
| 2021年度 | 118,975件 |
| 2022年度 | 151,076件 |
| 2023年度 | 166,886件 |
| 2024年度 | 176,105件 |
※出典:厚生労働省「衛生行政報告例」
2023年度から2024年度だけでも9,219件増えており、増加傾向が続いていることが分かります。
ただし、この数字は厳密には「墓じまいをしたお墓の数」そのものではありません。
「改葬」とは、一度お墓などに納めたご遺骨を別のお墓や納骨施設などへ移すことを指します。
そのため、新しいお墓への引っ越しなども含まれます。
それでも、墓じまいに伴って改葬するケースも含まれることを考えると、従来のお墓のあり方を見直す人が増えていることを示す一つのデータといえるでしょう。
なぜ今、墓じまいを考える人が増えている?

背景の一つにあるのが、家族の暮らし方の変化です。
以前は、親から子へ、子から孫へとお墓を継いでいくことが一般的でした。
しかし今は、子どもが就職や結婚をきっかけに地元を離れ、親子が別々の地域で暮らすことも珍しくありません。
その結果、
- 子どもが遠方に住んでいて、お墓参りが難しい
- お墓を継いでくれる人がいない
- 年齢を重ね、掃除やお墓参りが負担になってきた
- 子どもや孫にお墓の負担を残したくない
といった悩みが生まれています。
実際、ハピネスパーク・千年オリーブの森に寄せられたお客様の声にも、こうした事情から改葬を選んだ方がいます。
ある方は、姉妹ともに嫁いでおり後継ぎがいないことに加え、以前のお墓の立地が悪く、将来お参りを続けることが難しいと考えて改葬を決断されました。
また、遠方に住み、「将来、誰もお参りに行けなくなるかもしれない」と考えてお墓を移された方もいます。
「跡継ぎがいないから」だけではなく、「子どもはいるけれど負担を残したくない」という考えから、お墓を整理する方もいるのです。
墓じまいは「お墓をなくして終わり」ではない

ここで知っておきたいのが、墓じまいをすると、現在のお墓に納められているご遺骨の新しい行き先が必要になることです。
主な選択肢には、
- 新しいお墓へ移す
- 合祀墓へ移す
- 樹木葬へ移す
- 納骨堂へ移す
などがあります。
中でも近年よく耳にするのが「永代供養」です。永代供養とは、家族に代わって寺院や霊園などが供養や管理を行う仕組みのこと。
「子どもにお墓を継がせたくない」「将来、管理する人がいなくなるのが心配」という方にとって、有力な選択肢の一つです。
しかし、ここには知っておきたいポイントがあります。
永代供養はあくまで「供養の仕組み」であり、お墓の形態そのものではありません。
そのため、「永代供養付き」と書かれていればどんなお墓を選んでも同じというわけではないのです。
「永代供養=ずっと個別」とは限らない

永代供養墓や樹木葬には、さまざまなタイプがあります。
最初から他の方と一緒に納骨されるものもあれば、一定期間(13年や33年)は個別に納骨し、その期間が終わるとご遺骨を取り出して粉骨し、他の方と一緒の場所へ移すものもあります。
これが「合祀(ごうし)」です。
もちろん、合祀そのものが良くないわけではありません。
「できるだけ費用を抑えたい」と考える方には、合祀型のお墓が合う場合もあります。
一方で、
「子どもには継がせたくない。でも、知らない人と一緒になるのには抵抗がある」
「家族や大切な人と、ずっと同じ場所で眠りたい」
と考える方も少なくありません。
墓じまい後のお墓を選ぶときには、価格や見た目だけでなく、「将来、合祀されるのか」まで確認することが大切です。
合祀について、詳しくはこちらの記事で解説してます
合祀(ごうし)とは?仕組みや費用、メリット、デメリットを徹底解説
「継承不要」と「家族だけで眠る」は両立できる

これまでのお墓では、
「家族のお墓を残すなら、子どもや孫が継いでいく」
という考え方が一般的でした。
しかし現在は、永代供養の仕組みを利用することで、家族にお墓の管理を引き継がなくても供養を続けられるお墓があります。
さらに、永代供養付きでありながら、他人と合祀せず、家族だけで眠り続けられるお墓もあります。
つまり、
「子どもに負担を残したくない」
でも
「家族のお墓は残したい」
という二つの希望は、必ずしもどちらかを諦めなければならないものではありません。
他人と合祀しない「ハピネスパーク・千年オリーブの森」

大阪を中心に展開する「ハピネスパーク・千年オリーブの森」では、他人と合祀しないこと、納骨する人数に制限を設けないことを全霊園共通の特徴としています。
そのため、
「先祖のお墓を墓じまいして、家族みんなで移りたい」
「自分たち夫婦も、将来同じ場所に入りたい」
といった希望にも対応しやすい仕組みになっています。
たとえば大阪府枚方市の「千年オリーブの森(京阪奈墓地公園内)」は、永代供養付き・管理費の支払いは初回のみ・人数制限なし・合祀なしの樹木葬霊園です。
一度納骨した後も期限を設けて合祀墓へ移すことはなく、家族と同じ場所で眠ることができます。
墓じまいを決める前に「その後」まで考えてみませんか
墓じまいを考えることは、これまでのお墓やご先祖を粗末にすることではありません。
今のお墓を残すのか。
通いやすい場所へ移すのか。
永代供養や樹木葬を選ぶのか。
大切なのは、ご自身やご家族にとって、これからも無理なく供養を続けられる方法を考えることです。
まだ墓じまいをすると決めていなくても構いません。
「今のお墓を子どもに残していいのだろうか」
「永代供養にしたいけれど、合祀には抵抗がある」
「先祖の遺骨と、自分たちも一緒に入れる場所を探したい」
そんな段階から、これからのお墓について考えてみてはいかがでしょうか。
ハピネスパーク・千年オリーブの森では、墓じまいやお墓の引っ越しについての相談も受け付けています。
難しい手続きも、資格を持ったスタッフが丁寧にサポートしております。
霊園は見学だけでも大歓迎ですので、検討し始めたばかりの方もお急ぎの方も、お散歩感覚でお気軽にお越しください。
実際の雰囲気を見ながら気になることをご確認いただけます。
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樹木葬のことだけではなく、位牌、仏壇の供養、墓じまい、 改葬、分骨など、気になることや、わからないことなどがございましたら、 何でもご相談ください。
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