神仏習合とは
投稿日:2026年06月05日
こんにちは。千年オリーブの森(京阪奈墓地公園内)の福井です。
今回は日本人の暮らしに深く根づいている「神社とお寺」の関係についてご紹介いたします。
皆さまは「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
日本では、家の宗派は仏教であっても、初詣には神社へ行くという方が多くいらっしゃいます。また、お葬式や法事はお寺にお願いし、七五三やお宮参りでは神社へ行くというご家庭も珍しくありません。
一見すると不思議に思えるこの習慣には、日本の長い宗教の歴史が関係しています。
神仏習合とは
神仏習合とは、日本古来の神々への信仰と、外来の仏教信仰が融合し、調和していった考え方のことです。神仏混淆(しんぶつこんこう)とも呼ばれます。
仏教は6世紀ごろに日本へ伝わったとされますが、それ以前から日本には山や川、海、太陽、祖先など、さまざまなものに神が宿ると考える信仰がありました。仏教が伝来したあとも、古くからの神々への信仰がなくなったわけではありません。
むしろ日本では、神様と仏様を完全に分けるのではなく、両方を大切にする形で信仰が受け入れられていきました。
神社の中にお寺があった時代
神仏習合が進む中で、奈良時代には神社に付属するお寺である「神宮寺(じんぐうじ)」が建てられるようになりました。これは、神様も仏教による救いを求める存在だと考えられたことと関係しています。
今の感覚では「神社」と「お寺」は別々の場所という印象がありますが、昔は神社の境内にお寺があったり、お寺の中に神様を祀る場所があったりすることも珍しくありませんでした。
神社でお経が読まれたり、神様に仏教由来の名前がつけられたりすることもありました。現在の私たちが思うよりも、神様と仏様の距離はずっと近かったのです。
本地垂迹説とは
神仏習合を語るうえで外せないのが、「本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)」という考え方です。
これは、簡単にいうと「日本の神々は、仏様が人々を救うために仮の姿で現れたものだ」とする説です。コトバンクの解説でも、本地垂迹説は、神は仏が世の人を救うために姿を変えて現れたとする神仏同体の説だと説明されています。
たとえば、ある神様の本来の姿を阿弥陀如来や大日如来などの仏様と結びつけて考えることがありました。このように、神様と仏様を対立するものではなく、同じ信仰の中で結びつけて考えたのです。
この本地垂迹説は、平安時代以降に広まり、明治時代の神仏分離まで長く続きました。
明治時代に神社とお寺は分けられた
長い間、日本では神様と仏様を一緒に信仰する形が広く見られました。しかし、明治時代に入ると状況が大きく変わります。
明治政府は神仏習合をやめ、神道と仏教との区別を明確にしようとする「神仏分離」という宗教政策を進めました。
この政策により、それまで神仏が一体となっていた社寺のあり方は大きく変わりました。
また、神仏分離の流れの中で、仏像や仏具が壊されたり、寺院が廃されたりする「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)」の動きも各地で起こりました。
今も残る神仏習合の名残
明治時代以降、制度上は神社とお寺が分けられました。しかし、人々の暮らしの中に根づいた信仰や習慣はすぐに消えるものではなく、現代でも
「家の宗派は仏教だけれど、初詣には神社へ行く」
「お葬式はお寺にお願いするけれど、お宮参りや七五三は神社へ行く」
「お守りを持ち、お仏壇にも手を合わせる」
というように、神道と仏教の文化が生活の中で自然に共存しています。
これは、どちらか一方だけを信じているというよりも、人生の節目や願いごと、ご先祖様への感謝などに応じて、神社とお寺の両方を大切にしてきた日本人の信仰の形ともいえるでしょう。
神社にお参りしても、仏教のご先祖様に失礼ではない?
一般的には、仏教の家だから神社にお参りしてはいけない、ということはありません。日本では長い歴史の中で、神様と仏様を共に大切にする文化が育まれてきました。
もちろん、宗派や団体によって考え方が異なる場合があります。気になる場合は、菩提寺や所属している宗教団体に確認すると安心です。
霊園のことなら何でもご相談ください
樹木葬のことだけではなく、位牌、仏壇の供養、墓じまい、 改葬、分骨など、気になることや、わからないことなどがございましたら、 何でもご相談ください。
- むずかしいお墓の事を丁寧にご説明いたします。
故人と遺族の思いを大切にしたご提案ができます。 -
大阪に5つ、大分に1つの霊園を運営しています。
ご自宅近くの霊園を、ぜひ一度ご見学ください。-

京阪牧野駅から徒歩6分
-

JR学研都市線津田駅から車で3分
-

大阪・京都・奈良の県境にある
(京阪奈墓地公園内)
-

南海泉北線光明池駅から車で10分
-

京阪牧野駅から徒歩6分
-

日吉原レジャープールそば
-




