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放生会

金魚と「放生会」

仏教には、捕獲した生き物を野に放ち、殺生を慎む「放生会(ほうじょうえ)」という行事があります。古くから、金魚や小鳥などが放たれてきました。これは、すべての命を慈しみ、苦しむ生き物を救済するという仏教の根本的な思想に基づいています。

金魚はもともと、食用に改良されたフナから生まれました。美しく、観賞用として愛されるようになった金魚が、放生会で自由を許される。この行事は、小さな命であっても、その尊厳を大切にするという仏教の心を象徴していると言えるでしょう。

金魚以外に放たれることのある動物

    小鳥が放生会で放たれることがありました。特に、野鳥を捕獲しては、それを放生会で解き放つという習慣があったようです。籠の中で窮屈に過ごしていた小鳥が、大空へと舞い上がっていく姿は、まさに仏教が説く「自由」と「救済」を体現していると言えるでしょう。

    また、放生会は寺社によってその内容が異なります。かつて、鶴岡八幡宮の放生会では、源頼朝が千羽鶴を空に放ったという言い伝えも残されています。これは、武士として多くの命を奪ったことへの悔恨と、亡くなった平家の御霊を鎮めるための行為であったと伝えられています。

    この記事を書いた人

    株式会社西鶴

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