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平等院鳳凰堂の中の小さな仏像

こんにちは

大榎です。4月から千年オリーブの森堺・和泉に勤務する事になりました。

堺和泉のほうでもお客様に喜んでいただけるよう精進して参ります。

 

世界遺産・平等院鳳凰堂の仏像

京都の宇治にある世界遺産、平等院鳳凰堂は今から千年ほど前に藤原頼通によって建てられた寺院です。

本尊は阿弥陀如来ですが、阿弥陀如来が安置されている室内の壁には小さな仏像が無数にかけられています。

その菩薩像が「雲中供養菩薩」像といい、全部で52体です。

 

阿弥陀如来を囲むように南北にコの字形に配置されており、ヒノキ材で作られています。

仏像は皆違う姿をしています。雲に乗って楽器を奏でたり、香炉や天蓋を捧げ持ち、あるいはリズミカルに舞い踊る菩薩たちの姿は、極楽浄土の喜びを表現しています。今は色が失われてしまっていますが、当初は彩色や金が施されていました。

 

 

「雲中供養菩薩」は仏師定朝とその弟子たちによって、阿弥陀如来と同年の天喜元年(1053年)に制作されました。当時の最先端の技術と美意識が結集した作品で、その後の仏像制作に影響を大きく与えたと言われています。しかし、現存するもので定朝作と断定できるものはほとんどなく平等院鳳凰堂の仏像はそういった意味でも大変貴重な仏像です。

 

平等院鳳凰堂では現在、お堂の中で半数を、敷地内の博物館で半数を展示しており、博物館では1000年前の仏像を間近で見ることができます。

 

 

千年オリーブの森 堺・和泉

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