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仲間を手当てするアリがいるらしい…

こんにちは、ハピネスパーク交野霊園の上田です。

12月に入り、いよいよ2023年も終わりを迎えようとしています。今年もあと1ヶ月になりましたが病気にならないように・悔いが残らないように日々を過ごしていきたいものです。

 

皆さんは身の回りの人が怪我をしたらどうしますか?消毒をしたり絆創膏を渡したり、時には救急車を呼ぶこともあるかもしれません。人間においては、そのときに適切な、自分が出来る処置が必要ですね。しかし、アリは仲間が怪我をしている時はどうしているのでしょうか。

今回は仲間の手当てをするアリ、マタベレアリをご紹介します。

仲間の手当てをするマタベレアリ

マタベレアリは、アフリカのサハラ砂漠以南に生息するアリです。シロアリの巣を襲うことが知られていますが、そのシロアリは顎の力が強く、足を失うなどの大怪我を負う兵隊アリも少なくありません。そんな兵隊アリを手当てする衛生兵のようなアリがマタベレアリの中には存在します。

どうやって治療を?

怪我をしたアリはフェロモンを出し、衛生兵に巣まで連れ帰ってもらいます。巣では衛生兵が怪我をした部分を舐めて治療を行います。舐めるだけ?と思ってしまいますが、舐めることで傷口を清潔にしたり抗生物質を与えたりしているのではないかと考えられています。

この結果として、負傷したアリの80~90%は死亡せずにまた働きアリとしての生活に復帰することが出来ます。この行動は、マタベレアリの出生率が低いことによって引き起こされているのではないかと考えられています。

 

今回は仲間を治療するマタベレアリをご紹介しました。私たちが治療することは出来ませんが、ハピネスパーク、千年オリーブの森では救急箱やAEDを設置しておりますので安心してお参りにお越しくださいませ。

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