staff-blog

スタッフブログ

戻る

お墓の追加彫刻をする前に・・・

こんにちは。ハピネスパークの田原です。

今回の台風では、幸いにしてこちらハピネスパークの霊園では被害はありませんでした。
10月に入っての日本海を通過する台風は珍しいそうで、
まだ、南の海上には台風のタマゴが控えているとのことです。
今回は何もなかったのですが、秋も本番なのにまだまだ台風には気が抜けないです。

お彼岸も終わり、お墓に対する関心も少し薄れてはくるのですが、
弊社は墓石建墓数が1500基ともなると、お墓の新設だけではなく、
追加彫刻の相談も数多く対応させていただきます。

追加彫刻とは、亡くなられた方のお名前を今のお墓に追加で文字を刻む工事で、
基本的には約2~3週間程度で工事が完了します。

ところが、この追加彫刻をする前に、やらなくてはならない法要があります。
それは「脱魂法要」という儀式で、「お性根抜き」ともいわれます。

「脱魂」文字通り、お墓とは魂が入っていますので、
そのままでは私たち施工業者はお墓に手を入れることはできません。
以下の写真のように、僧侶に魂を抜く儀式をおこなっていただく必要があります。
131010-01

しかし、儀式といっても、家族、親戚の方みなさんに集まっていただく必要は特になく、
お寺さんに連絡すると、打ち合わせした日時に僧侶をお墓に派遣していただけますので、
忙しい方には、お立会は必ずしも必要ではありません。

131010-02

そして、脱魂法要は、「棹石」という部分に仏様のお名前(戒名、法名)が彫られている場合に限りますので、
墓碑(霊標、法名碑)が設置されている場合はこの儀式は不要です。

追加彫刻をご検討される方は、今のお墓の形状を確認されることはもちろんですが、
これからお墓を新しく作る場合も、仏様の文字をどこに彫刻するかを考えておかれることをおすすめします。