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終活とはいったい何? 書くべきことや注意点はありますか?

終活は、「自分が旅立つときの旅支度」です。

公開日:2020/4/29

更新日:2020/5/10

 

 

終活とはいったい何? 終活を行うときの注意点と書くべき項目について

 

「終活」という言葉は、2009年に「週刊朝日」誌上において提唱され始めた概念・言葉です。

現在では多くの人が認知するようになったこの言葉ですが、「実際には何をしたらよいかわからない」「自分がしている終活が、正しいものかわからない」と悩む人は多いものです。

ここでは、終活の正しい意味と取り組み方、エンディングノートに書くべき項目、そして注意点について取り上げていきます。

 

なお、「終活」という言葉のなかには、「セカンドライフの過ごし方」も含まれます。ただ今回は、主に「自分が旅立つときの旅支度」としての終活を取り上げます。

 

 

終活という言葉の意味

 

終活とは、ごく簡単に一言で言うのであれば、「自分の人生の終わりに向けて、行う活動」となります。必ずやってくる「死」を意識して、それまでの時間をどう過ごすか、またどのように見送ってもらうか、旅立った後にどのようにしてほしいかを考え、記し、伝える行動全般をいいます。

ただ、頭で考えたり、家族に対して思いを伝えたり、自分の信じる宗教における死生観を学んだりすることも、広い意味では「終活」にあたります。しかし一般的には、終活とは「エンディングノートをまとめたり財産についてまとめたりする現実的な行動」を指すことが多いといえます。

 

2009年に生まれたこの言葉は、2010年には新語・流行語大賞としてノミネートされました。また、終活をテーマにした書籍や社団法人も生まれ、多くの人に浸透していくこととなります。

非常に認知度の高い言葉であり、2018年に40代以上の男女を2370人を対象として全国石製品協同組合が行ったアンケートでは78.1パーセントの人が「『終活』という言葉を知っている」と答えていました。

 

ただ、認知している層が80パーセントにも届こうとしていますが、実際に終活に取り組んでいる人の割合はそう多くはありません。2018年の段階でわずか11.7パーセントにとどまっています。

 

もっとも、このアンケートは、同様の内容で2016年・2017年・2018年と取られていますが、毎年「終活に取り組んでいる」と答えた人の数は多くなっていっています。このような増加傾向は今後も続いていくと思われます。

 

 

出典:PRTIMES/全国石製品協同組合「“終活”に関するアンケート調査」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000015761.html

 

 

終活は「これからの人生を見直し、より自分らしい最後を迎えるため」に行うもの

 

終活は、「死」を強くイメージさせる言葉です。しかし、決して後ろ向きな気持ちでやるものではありません。

自分の残された時間を意識し、どのように見送られるかを考え、遺していく人たちへの思いをしたためることで、「自分のこれからの時間」をより有意義に、より充足感をもって歩いて行けるようになるのです。

 

また、現在は、「自分らしい葬儀」が非常に注目を浴びています。人は、生まれてきたときと結婚のときと亡くなるときが「主役」になると言われていますが、その最後の「亡くなるとき」をより自分らしく作りたいと考える人も増えています。また、そのような終わりを迎えることで、遺された人も「故人の思うように見送ることができた」「あの人らしい最期を送ってもらえた」というプラスの気持ちを持つことができます。

 

終活は、決して悲しいものではなく、ポジティブな気持ちで行うべきものだといえます。

 

 

日本で終活が盛んな理由

 

「終活という単語を知っている人の割合が8割近いこと」からもわかるように、日本においては「終活」は非常によく知られたものです。これには大きく3つの理由があると考えられます。

 

少子高齢化社会になり、周りに迷惑を掛けたくないと考える人が増えた

日本は少子高齢化社会です。現在でも4人に1人は高齢者に分類されますし、今後はその割合がもっと増えていくと思われます。また、団塊の世代が介護を受ける世代になった現在、「遺していく子ども(あるいは孫)に負担をかけたくない」「できるだけ迷惑をかけたくない」と考える人も増えてきました。さらに、地域社会とのつながりが弱くなってきており、近所のサポートが期待できない時代になったというのも大きなポイントです。

このため、終活を行い、できるだけ身の回りを整理してから旅立ちたいと考える人が増えたのだと推測されます。

 

情報が手に入れられやすくなり、またITを利用した終活も行えるようになった

「高齢者は機械に弱い」という価値観は、今や完全に過去のものといえます。2015年に総務省が発表した統計では、60歳代のうちの76.6パーセントが、70代の53.5パーセントがインターネットを利用しているという結果が得られました。

60歳~79歳までのインターネット利用率は年々上昇傾向にあります。そして今後も、この流れは続くと思われます。

インターネットを介して終活の情報を手に入れられやすくなったこと、またITやインターネットを利用した終活が行えるようになったことも、終活が普及していった理由のひとつといえるのではないでしょうか。

 

出典:

総務省「平成27年通信利用動向調査ポイント」

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/160722_1.pdf

 

 

自治体の働きかけもある

終活は個人で行うものですが、自治体などもサポートに乗り出しています。たとえば神奈川県の横須賀市では、終活関連情報を事前に登録できるサービスを提供しています。万が一のことがあった際には公的機関及び公的な性格の強い機関(病院や消防、警察、福祉関連の事務所など)に共有するとしているのです。

これによって、「エンディングノートの場所がわからなくなる」などのトラブルを減らすことができると考えられます。

対面の相談窓口が設けられていることもまた、安心材料です。自治体が行っている終活サービスもまた、終活が広がっていった理由だと考えられています。

 

 

終活を行う5つのメリット

 

ここからは、終活のメリットについて以下の5つの観点からお話ししていきます。

1.家族が担う負担を減らせる

2.旅立つまでの間、自分の受ける医療などを指定できる

3.理想の見送り方を指定できる

4.物事を整理することで、足りないものや確認していないこと、やるべきことを洗い出せる

5.家族への感謝を伝えられる

一つずつみていきましょう。

 

 

家族が担う負担を減らせる

終活を行う主目的として挙げられるのは、やはり「家族への負担を減らすこと」でしょう。

人が亡くなると、家族はさまざまな手続きに追われることになります。多くの人に連絡をし、死亡届を出し、通夜や葬儀を行い、家を整理し、財産を整理しなければなりません。大切な人を失ったなかでこれらの作業を行うことは、肉体的にも精神的にも時間的にも非常につらいものです。また、特に「連絡先」などは本人でなければわからないことも多く、家族が迷うこともあります。

 

しかし、終活の際に作ったエンディングノートに、「連絡するべき相手」「財産の目録」「どこに何があるか」「家や家財道具はどのように処分するか」を指定しておけば、家族の負担は大きく軽減されます。

実際に、「余命わずかとなった父が一時帰宅を許されたとき、このあたりの整理を完璧にしておいてくれたので、とまどうことがまったくなかった。父を見送ることに専念できた」と言っていた人もいます。

 

 

旅立つまでの間、自分の受ける医療などを指定できる

多くの人が病気によって最後の時を迎えることになります。このためエンディングノートでは、「どのように病気と向き合っていくか」を書く項目が設けられています。

「最後まで戦って旅立ちたい」「助からないとわかったのなら、痛みをとる医療のみにしてほしい」「自力で呼吸が難しくなったら、そのときは延命治療をしないでほしい」などのように、人それぞれ希望があるでしょう。エンディングノートに記入しておくことで、自分自身の意思を口にできなくなったときであっても、自分の希望する医療を受けられる可能性が非常に高くなります。

 

 

理想の見送り方を指定できる

終末医療やお墓のかたちに自分自身のオリジナリティや希望を反映できるようになったように、葬儀にも自分の気持ちを反映できるようになったのが現在です。

「小規模な葬儀をしてほしいので、家族葬にしてほしい」「できるだけお金をかけてほしくないので、直葬で見送ってほしい」などの希望を、家族に伝えることができます(詳しくは後述します)。

「最後の儀式を自分好みに作り上げられること」は大きなメリットです。また葬儀のやり方は家族を悩ませるものではありますが、「故人が希望するかたち」が提示されており、それに従って葬儀を行えた場合、家族の迷いや後悔も少なくなります。

 

 

物事を整理することで、足りないものや確認していないこと、やるべきことを洗い出せる

財産目録などを作っていく過程で、「財産を処分するために必要なものなのに、手元から失くしてしまったもの」などを洗い出すことができます。たとえば、銀行の印鑑や権利書などです。これらは、本人が亡くなってしまうと再発行には非常に煩雑な手続きが必要となります。終活は、「財産目録をまとめ、必要な物のありかを示すこと」だけでなく、「足りないものを洗い出して、事前に手を打っておくこと」にもつながるのです。

 

また、これは心情的にも大きな意味を持ちます。終活に取り組むなかで、「昔仲たがいをしてしまってそのままになっている相手」などのことを思い出すこともあるでしょう。人生の終盤に差し掛かったことを終活によって自覚したことで、「連絡をとって心置きなく旅立ちたい」などの心境の変化が起きるかもしれません。

終活を行うことで、このような人生の見直し作業と、それによってもたらされる「これからの人生をどう生きるか、だれに対してどう振る舞うべきか」を考えることになります。そしてこの「考えたこと」は、残り少ない人生をより良く生きていくための手がかりとなります。

 

 

家族への感謝を伝えられる

病気などが進んだ場合、あるいは突然病気に襲われた場合、大切な家族に気持ちや感謝を伝えられないまま旅立つことにもなりかねません。しかしエンディングノートに家族への思いをしっかりと記しておけば、後悔は少なくなるでしょう。

また、「最後の言葉は交わせなかったが、故人が残していった文章がある」「故人の思いを託していたエンディングノートによって死を受け止められた」「幸せな人生を歩んでいたことがわかった」ということで、家族にとっての慰めにもなります。

普段口にするには照れ臭い感謝の言葉も、文章というかたちならば素直にしたためられるという人も多いことでしょう。

 

終活には、大別して「自分自身が納得のいく旅立ち方ができる」「残された家族が時間的にも手間的にも精神的にも楽になる」という2つのメリットがあります。自分自身のためにも、残していく家族のためにもしっかりと取り組みましょう。

 

終活の取り組み方

 

一口に「終活」といっても、その種類や取り組み方はいろいろあります。

ここでは、以下の5つに焦点を絞って話をしていきます。

 

1.エンディングノートに記載する

2.終活セミナーに参加する

3.周りの人に考えを伝える

4.葬儀会社や墓地に見学に行く。また、契約を行う

5.不動産や動産の処分を行う

 

それぞれ解説していきます。なお、最後の4と5は多額のお金が動くことになるので、決断は慎重に行ってください。

 

 

エンディングノートに記載する

エンディングノートを作っていくのは、終活の基本ともいえる活動です。

詳細については後述しますが、エンディングノートには、「自分がこれからどのような医療を受けたいのか」「だれに連絡をしてほしいのか」「どのように弔われたいのか」「持ち物の整理はどうするか」「相続関係についてはどう考えているのか」を記載していきます。

 

エンディングノートは、「一度書いて終わり」というものではありません。状況の変化があったら見直し、内容の間違いなどがないかを確認しましょう。

 

 

終活セミナーに参加する

終活セミナーに行くのも、終活の一環といえます。

終活セミナーは、企業や葬儀会社、市町村などが行っています。その内容は実にさまざまで、「一日葬などの、葬儀形態について詳しく説明する」「相続関係の話を大きく取り上げる」「音楽葬を考えている人のために、音楽葬に使われる音楽を生演奏で聞いてもらう」などがあります。また、一時ニュースになったこともある「棺に実際に入ってみることができる体験」を打ち出している終活セミナーもあります。遺影などに使える写真を撮ることのできる終活セミナーもありますが、こちらは、「遺影候補」であると同時に、「生前に遺影を撮影することで長生きができる」といういわれに基づくものでもあります。

 

終活セミナーは、多くの場合無料で開催されています。また、参加することでエンディングノートをもらえることもあります。さらに、エンディングノートの書き方を指導してもらえる場合もあります。多くの終活セミナーは、「わかりやすく、理解しやすいように」と考えて作られているため、終活についての知識がない人でも入っていきやすい環境が整っています。終活セミナーの後に個別相談会が設けられていることも多いので、「もっと深くいろいろと聞きたい」という人はこれを利用するとよいでしょう。

 

終活セミナーの大きなメリットとして、「同じように終活に取り組んでいる人の存在を知ることができる」という点が挙げられます。終活は必ずしも孤独のなかで行うものではありません。

「エンディングノートをまとめようと思っても、1人だとついつい先延ばしにしてしまう」という人にも、終活セミナーはおすすめです。

 

また、終活セミナーはご年配の方ばかりが来るもの……と思っている人もいるでしょう。しかし実際には30代からでも参加できる終活セミナーも数多く開催されています。終活は自分自身の行く末に向き合うために行うものですが、高齢化していく自分の両親にどう向き合うのか、両親に対してどう働きかければいいのかを知るきっかけにもなります。

 

「とりあえず、終活の足掛かりとしたい」という人にも、「もう自分のなかである程度答えが出ているが、確認のために専門家に見てもらいたい」という人にも、終活セミナーはおすすめのイベントだといえるでしょう。

 

 

 

周りの人に考えを伝える

終活は、自分の生き方や旅立ち方を考えるためのものです。しかし、人は1人で生きることができないように、1人で旅立っていくこともできません。あなたの死を見守り、悲しむ人がいます。そのため、その人たちに対して、自分の死生観や見送り方の希望を伝える必要があります。これもまた、終活の一環なのです。

 

伝えるべき相手は、以下の2通りに分けられます。

・家族や親戚

・弁護士や不動産屋、葬儀会社など

この2つは、まったく意味が異なるものです。

 

家族や親戚に対しては、「どのような医療を希望しているのか」「どのような葬儀・墓を希望しているのか」「高齢者施設の利用を希望するかどうか」などを伝えていくようにします。これらはエンディングノートにも書いておくべきことですが、直接伝えておくとより安心です。また、このような話をすることで相手に対してある種の「覚悟」を持たせることもできます。

ただ、「生きているうちから死んだ後の話をするのは縁起が悪い」と考える人もいます。また、「そんな悲しい話はしないでほしい」と訴えてくる人もいるでしょう。そのような場合は、慎重な話し合いが求められます。

 

対して、弁護士や不動産屋、葬儀会社などに相談する場合は、家族に相談するのとはまったく違う性格を持ちます。

詳しくは後述しますが、エンディングノートには法的な拘束力はありません。そのため、自分の財産をしっかりと整理して、遺産相続において自分の意向を100パーセント反映したいと考えるのであれば、弁護士や税理士との話し合いの場を持つことをおすすめします。

 

 

葬儀会社や墓地に見学に行く。また、契約を行う

筆者撮影

生前に葬儀会社に行き、生前葬や生前契約を行う人もいます。ただし、「生前葬」と「生前契約」はまったく違うものだと考えてください。

生前葬は生きている間に葬儀を行ってしまい周りの人に感謝を伝えるもので、生前契約は生きている間に契約を済ませて死後に葬儀を上げてもらうものです。

 

また、生前に「生前墓」として墓を購入する人も増えています。特に「今まではお墓はなかったが、自分の代で新しくお墓を作る」「先祖代々の墓には入らない」という人は、生前墓の購入も検討してもよいでしょう。

 

生前葬や生前契約は、「自分好みの葬儀やお墓をつくることができる」といったメリットがあります。エンディングノートにも希望を書くことはできますが、それを叶えるかどうかは残された家族の判断によります。しかし自分で生前契約をしてしまえば、確実に希望を叶えることができます。また、家族の金銭的負担も減らせます。

 

しかし、生前葬をした場合でも実際に亡くなった場合に再び葬儀を行うこともあります。また、葬儀やお墓の生前契約は業者によって規定やお金の払い方が異なる場合もあります。加えて、いずれの場合であっても、多額のお金が動くことになります。このためこのやり方を考えているのであれば、事前に家族と話し合うことが必要です。また、実際に契約をした後も、詳細を家族にしっかりと伝えておきましょう。

 

 

不動産や動産の処分を行う

終活をどこまでやるかは、人によって異なります。「エンディングノートをしたためる」までで終わる人もいれば、「金銭を動かさずに済む、エンディングノートの作成・終活セミナーへの参加・周りの人への伝達までを行う」という人もいます。また、「残していく家族に金銭面の負担を掛けたくない」ということで、終活セミナーには参加しないけれど葬儀やお墓の契約までは済ませるとする人もいます。

 

終活のゴールを「身辺整理」と位置付ける人の場合、終活の一環で不動産や動産の処分までを行う人もいます。自分の持っている不動産を処分してお金に替えたり、高齢者施設に入るための資金にしたりするのです。

ここまで考えている場合、事前に納得のいくまで不動産会社と話し合う必要があります。また独断で事を進めるのではなく、家族とも話し合って決めていくようにしてください。単純に「売却する」というやり方だけではなく、不動産を法人保有にするなどの新しい選択肢が出てくる場合もあります。

 

 

 

終活のやり方に、ゴールや正解はありません。

どこまで行うか、どのようなかたちで行うのかは、個々人の考え方にゆだねられます。ただ、中身を何度でも書き直せるエンディングノートや、無料で参加できる終活セミナーとは異なり、葬儀やお墓の生前契約及び不動産の処分は原則として不可逆のものです。これを行うのであれば、慎重な姿勢が求められます。

 

エンディングノートに書く9つの項目

 

ここからは、終活のなかでも中心となる「エンディングノート」について取り上げます。

エンディングノートは、大型の書店や通販、終活セミナーなどで手に入れることができます。

なお、エンディングノートには決まったかたちはありません。このため、下記のことを記せるのであれば一般的なノートに書き留めても構いませんし、インターネット上で公開されているものをダウンロードしても構いません。

中身は商品ごとに多少の違いがありますが、下記の9つを書く欄が設けられていることが多いかと思われます。

 

1.お金の計画

2.終末期医療・介護の意思表示

3.家族関係

4.友人・知人関係

5.葬儀関係

6.お墓関係

7.持ち物の整理

8.遺言(相続)関係

9.周りへの感謝の言葉

 

それぞれ解説していきます。

 

お金の計画

老後のお金の計画を記します。現在の貯金額などを計上し、入ってくるお金を計算し、毎月どれくらい使っていくのかを記します。現在は、「葬儀費用は自分たちでねん出したい」と考える人が多いので、このあたりも計算に入れておきましょう。なお、葬儀の平均費用は200万円だとされています。これはそれほど非現実的な数字ではありませんが、「小さな葬儀で良い」と考えているのであれば、もっと安く抑えることは可能です。

 

お金の計画は、非常に重要です。現状と、今後の収支を計算することで、使えるべきお金が決まってきます。「いくらまでなら使えるか」を把握することで、「自分が希望する葬儀や墓」の規模なども変わってきます。

 

終末期医療・介護の意思表示

エンディングノートは、「遺された家族の負担を減らすもの」であると同時に、「自分の意思を伝えるためのもの」でもあります。大病によって目を覚ますことが難しくなったり、認知症を患ったり、老衰によって意思表明ができなくなったりしたときのために、終末期医療・介護についてどう考えているかを記しておきましょう。

たとえば、「完治の見込みも意識もなくなった状態になったら、延命治療は望まない」「最後まで病気と闘いたい」などです。また、臓器提供を希望する人はその意思も表明しておきましょう。「高齢になったら臓器提供ができない」と考える人もいますが、心臓移植でも60歳程度までなら、腎臓ならば70歳代でも、眼球に至っては80歳を超えても提供が可能だったケースもあります。

 

 

家族関係

だれにどう連絡をしてほしいのかを記すことは、もっとも重要です。連絡をしてほしい親戚縁者の、氏名住所電話番号を記しておきましょう。続柄も書いておくと親切です。

 

 

友人・知人関係

「家族関係」以上に重要になってくるのは、「友人・知人関係の記載」かもしれません。親族などは家族のなかのだれかと繋がっているケースが多いため、つてをたどれば連絡先を探すことができますが、友人・知人関係はそれも難しいからです。「亡くなった人の友人・知人の情報を、家族はほとんど把握していなかった」ということもあり得ます。しっかり記載しておきましょう。

また、現在はSNSの利用も盛んであるため、SNSのパスワードを書き記し、そこでも周知してほしいとするケースもあります。

 

葬儀関係

どのような葬儀を行って欲しいのかを記します。直葬や一日葬、家族葬などの「小規模な葬儀」を希望する人が比較的多くみられるようになってきましたが、「好きな花」「好きな音楽」を記すケースもあります。自分の好きなものに囲まれて見送られたい人は、これを書きましょう。

 

お墓関係

お墓について記します。

・生前墓の有無(あれば場所)

・先祖代々の墓に入ることを希望するか、しないか

・新しい墓を建てる場合は、どのようなデザインが希望か

などを書いておきましょう。

 

 

持ち物の整理

次項の「相続」とも関わる部分ですが、自分の持ち物のありかをしっかりと記すことも重要です。権利証や印鑑はもちろん、宝石や絵画など資産価値のあるものについても記します。なお「この宝石は〇さんにあげたい」などのような希望があるのであれば、それも書き記します。

書くことで、自分の財産目録も整理―作成することができます。

 

 

遺言(相続)関係

だれにどのように遺産を分けるかの希望を記します。ただ、これには法的な拘束力はないので注意してください。

 

周りへの感謝の言葉

家族がエンディングノートを見るのは、あなたがあなたの意思で言葉をつづれなくなったときです。家族は、悲しみと混乱を抱えた状態で、エンディングノートを開くことになります。

そんなときだからこそ、エンディングノートに感謝の言葉が書かれていたら、家族の心は慰められることでしょう。全員分のメッセージをまとめて書いても良いのですが、一人ひとりに対して手紙のように書くのも良いですね。

 

番外編:孤独死した時の意思表示

「老いてからも元気なので、一人で暮らしている」という人も多いことでしょう。ただ、このような場合、万が一孤独死をしたときのためにエンディングノートを作りこんでおく必要があります。

緊急の連絡先を続柄と一緒に、わかりやすく記しましょう。また、ペットを飼っている人の場合、自分が命を引き取った後のペットの引き取り先を書いておくようにしてください。

 

 

終活するうえでの注意事項

 

終活をするうえでもっとも注意すべきことは、「エンディングノートには法的拘束力はない」ということです。

 

たとえば、「可愛がっていた姪っ子に、100万円の宝石をあげたい」「最後まで私の世話をしてくれたのは、息子ではなくて甥っ子だった。甥っ子にすべての財産を渡したい」などの希望をエンディングノートに書いたからといって、その意思が100パーセント尊重されるわけではないのです。甥や姪は相続権がありませんから、遺産相続人が「NO」といえば、彼らが遺産を受け取ることはできません。エンディングノートに書けるのはあくまで「希望」であり、その遺志を尊重するかどうかの判断は、法的に認められた遺産相続権を持つ人間にゆだねられます。

 

もちろん、多くの人は、「故人が希望していたのだから、その遺志に従おう」と考えてくれることでしょう。しかし財産でもめるケースは、決して少なくはありません。

希望を絶対に叶えたい(ただし、法によって定められた遺留分は除く)と考えるのであれば、遺言証を作ってください。

また、遺言証は自分で作ることもできますが、不備がみられた場合は効力を発揮しません。そのため、弁護士などに相談して、中身を検めてもらうことをおすすめします。

 

 

 

 

「終活」は、残された時間をより良く生きていくために行うものです。家族と自分のために、ポジティブな気持ちで取り組んでいきたいものですね。

 

執筆者:株式会社西鶴 代表取締役 山本一郎

 

 

 

https://www.irs.jp/article/?p=170

https://syukatsulabo.jp/article/6314

https://ferret-plus.com/7333

https://syukatsulabo.jp/article/6390

https://www.shukatsu-fesuta.com/shuukatsu/index.html

https://syukatsulabo.jp/article/6370

https://syukatsulabo.jp/article/6346

 

 

 

 

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