暑熱順化をしておきましょう！

夏本番の前に…！7月の「暑熱順化」と夏バテ対策で元気に乗り切ろう

もうすぐ7月という頃になり、気温も湿度もぐんと上がってきました。「身体がだるい」「食欲がない」「寝ても疲れがとれない」…そんな症状が出ていませんか？それ、夏バテの始まりかもしれません。実は、梅雨明け直後から本格的な暑さに体がまだ慣れておらず、適応できていない状態が原因のことも。今のうちに“暑熱順化（しょねつじゅんか）”を進めておくことで、夏の不調を防ぐことができます！

真夏を前に起こる体の変化とは？

急な気温上昇に体がついていかず、自律神経のバランスが乱れ、発汗・血流・内臓の働きに影響を及ぼします。結果として、食欲不振・睡眠の質低下・全身のだるさが現れます。

また、暑さを避けて冷房の効いた屋内に長時間いることで、かえって体温調節機能が衰えてしまうリスクもあります。 代表的な症状

1. 倦怠感・集中力の低下 － 暑さによる体力消耗と、室内外の温度差が引き金に。
2. 食欲不振・胃のむかつき － 暑さで消化機能が低下。冷たいものの摂りすぎも影響します。
3. 寝苦しさ・睡眠の質の低下 － 気温が下がりにくくなり、眠りが浅くなりがちです。
4. めまい・ふらつき － 発汗によるミネラル不足や脱水が原因となることも。

夏バテを防ぐための習慣と工夫

1. 朝の軽い運動で暑熱順化を － 朝の涼しいうちに15分程度のウォーキングを。汗をかく習慣が、暑さに強い体をつくります。
2. ぬるめの入浴で自律神経を整える － シャワーだけでなく、38〜40℃のお風呂にゆっくり浸かって心身をリセット。
3. こまめな水分＋塩分補給 － 冷房の中でも脱水は進みます。麦茶＋塩や、経口補水液をうまく使いましょう。
4. 食事に「夏野菜＋タンパク質」を取り入れる － トマト、きゅうり、なすなどの夏野菜と、魚・豆腐・卵などでバランスよく。
5. 室内の温度と湿度を「見える化」する － 温湿度計を活用して、冷やしすぎない・蒸しすぎない環境づくりを。

リスクと注意点！！

1. 冷たい飲み物の摂りすぎに注意 － 胃腸の働きを鈍らせ、食欲不振や腹痛の原因に。
2. 無理な冷房設定は逆効果 － 室温は外気との差が5〜7℃以内が理想。冷えすぎは体調を崩すもとです。
3. 外出時のマスク着用は“熱中症”と表裏一体 － マスクの中は高温多湿。人が少ない場所では外すなど、メリハリを。