秋の虫の声に耳をすませば
投稿日:2026年10月02日
こんにちは。千年オリーブの森 堺和泉の黒木です。
10月に入って涼しさも増し、夕方や夜になると、どこからともなく虫の声が聞こえるようになりました。
普段何気なく聞いている虫の声ですが、実は知らないこともたくさんあります。
今回は、秋のお参りで見つけられる身近な虫たちの豆知識をご紹介します。
虫はどうやって音を出してるの?
秋に鳴くスズムシやコオロギは、口で声をだしているわけではありません。 実は、羽と羽を細かくこすり合わせることで音を出しています。
右の羽と左の羽にやすりのようなギザギザがあり、そこを素早くこすり合わせることで「リンリン」「コロコロ」というきれいな音を奏でています。 小さな体で一生懸命に羽を振るわせている姿を想像すると、なんだか愛おしくなりますね。
虫の声が聞こえるのは夜が多いのはなぜ?
秋の虫たちが夜によく鳴くのには理由があります。
ひとつは、天敵に見つからないようにするためです。 鳥などの天敵に見つかりにくい暗い時間帯に行動して、仲間を探すために声を響かせています。
もうひとつは、気温と湿度が大きく関係しています。 虫たちは昼間の強い日差しや乾燥が得意ではありません。 空気もしっとりとして声が遠くまで届きやすい夜のほうが、虫たちにとって活動しやすい時間なのです。
鳴いているのは実は雄だけ
きれいな声で鳴くスズムシやコオロギですが、実は音を出して鳴いているのは雄だけです。
雄の虫たちは「ここにいるよ」と雌の虫に居場所を知らせたり、アピールしたりするために鳴いています。 私たちが秋の夜長に聴いている風情ある音色は、実は雄たちの恋のメッセージだったりします。
「虫の声」も秋の風景のひとつ
昔から日本人は、こうした虫の音を単なる音ではなく「心に響く声」として楽しんできました。
スズムシの涼しげな高い音や、コオロギの落ち着いた温かい音など、耳を傾けると種類によって鳴き方が違います。 目で見える紅葉や空の広がりだけでなく、耳で聴く虫の声も、秋の素敵な景色のひとつです。
いつもの景色に、音という新しい楽しみ方を加えることで、秋をより身近に感じられるかもしれません。
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