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樹木葬とは?現代における選ばれるお墓のかたち

樹木葬とは?現代における選ばれるお墓のかたち

樹木葬とは何か?定義と特徴

「樹木葬(じゅもくそう)」とは、墓石を設けずに樹木や草花を墓標として遺骨を埋葬する新しい埋葬方法のことを指します。
具体的には、墓地・埋葬等に関する法律(墓埋法)に基づき、許可を受けた区画に遺骨を埋葬し、従来の形式のお墓と異なり「自然との調和」「永代供養」などを意図して選ばれることが多くなっています。
特徴として以下が挙げられます:

  • 墓石を建てない、または最小限とするため、費用が抑えられるケースが多い。

  • 後継者(お墓を継ぐ人)を必要としない永代供養型が主流。

  • 自宅からアクセスしやすく、整備された公園型・里山型など多様なスタイルがある。

樹木葬が拡大している背景(社会的・市場的要因)

社会構造の変化

少子高齢化、核家族化、単身世帯の増加、生涯未婚率の上昇などが、従来の墓・継承の構造を変えつつあります。 
そのため、「子どもに負担を掛けたくない」「お墓管理を誰かに任せたい」というニーズが高まり、継承不要の樹木葬に関心が集まっています。

市場・統計で見る樹木葬の拡大

  • 2018年から2022年の4年間で、樹木葬を購入した方が16.6ポイント増加。

  • 2023年調査では、購入したお墓の種類の中で樹木葬が51.8%を突破。

  • 平均購入金額は約70万円前後で推移。一般墓と比較して価格が低めに安定。

これらの数字から、樹木葬が「主流のお墓の選択肢」として定着しつつあることが読み取れます。

樹木葬のメリットとデメリット

メリット

  • 費用負担が軽い:墓石・広い区画などのコストが少ないため比較的安価です。 

  • 管理・継承の心配が少ない:永代供養型であり、子どもや家族に継がせる負担を軽減。

  • 自然と調和した環境:木や花とともに眠る、自然回帰のイメージが強く、環境志向の方に人気。

デメリット・注意点

  • 区画数・立地・樹木の種類など霊園による条件差が大きく、契約内容をよく確認する必要があります。

  • 遺骨の取り出しや追加埋葬が難しいことがある。

  • 人気の高まりにより立地が限定されたり、将来的な維持管理費が発生する場合も。

  • 「自然に還る」というイメージがある反面、遺骨の合祀や他の遺骨との共有になる形式もあり、個別性を重視する方は不安を感じる場合があります。

樹木葬の種類・選び方

樹木葬の代表的なスタイル

  1. 里山型・自然林型:山林や森林の中に自然な形で埋葬される。

  2. 公園型・都市型:霊園内の緑地スペースに整備され、アクセスが良い。

  3. 庭園風タイプ:芝生や花壇・シンボルツリーと共に設置されるスタイル。
    それぞれ、アクセス・維持費・個別埋葬/合祀形式などが異なります。

選び方のポイント

  • 自宅からのアクセス(お墓参りしやすい環境)

  • 継承・管理体制(永代供養かどうか、管理費の有無)

  • 埋葬形式(個別 vs 合祀)・期間(数年後に合祀されるなど) 

  • 立地・植栽・環境(自然の雰囲気・樹木・景観)

  • 契約内容・費用内訳(初期費用+管理費)

樹木葬を選ぶ理由:なぜ現代人に合っているのか

樹木葬がここまで選ばれるようになったのは、単なるトレンドではなく、“現代の生き方・死生観”と深く結びついているからです。

  • 死後も「自分らしくありたい」「自然の中で静かに眠りたい」という価値観。

  • 都市化・ライフスタイルの変化により、従来の墓を継承できない/継承しないという選択肢。 

  • 環境意識の高まりや自然回帰への志向。樹木葬が“自然なかたちで眠る”という理想を具現化しています。 

樹木葬の費用・相場

  • 調査によれば、2023年時点で樹木葬の平均購入金額は約66.9万円。一般墓は約152.4万円と比較して低め。

  • 合祀タイプ・個別タイプ・区画サイズ・立地によって価格差あり。

  • 「年間管理費不要」と回答した方も83.0%に上るというデータもあります。


千年オリーブの森 京阪奈とは?”

「千年オリーブの森 京阪奈」は、大阪府枚方市と奈良県生駒市の県境、豊かな自然に囲まれた公園型の樹木葬霊園です。
園内には、樹齢千年を超えるオリーブの木をシンボルツリーとして配し、訪れる人の心を癒す穏やかな景観が広がっています。

四季折々の花や緑があふれ、まるで植物園のような明るい雰囲気。
一般的な「お墓=静かで重々しい場所」というイメージとは異なり、
自然の中で散歩するようにお墓参りができる“開かれた供養の場”として、多くの方に選ばれています。

さらに、バリアフリー設計駐車場完備永代供養対応など、どなたでも安心して訪れられる環境づくりにも力を入れています。
防犯カメラの増設やスタッフの常駐により、セキュリティ面も安心です。

まとめ:あなたに合った時間と場所を選ぶために

樹木葬は、墓石を必要としない、自然と共に眠る新しいスタイルのお墓です。
ただし「自然だから何でも良い」という訳ではなく、立地・埋葬形式・契約内容・管理体制をしっかり確認することが重要です。
ご自身・ご家族の価値観やライフスタイルに合った選択をされることをおすすめします。

もし「さらに詳しい話を聞きたい」「具体的な霊園を見学したい」ということがあれば、樹木葬を扱う信頼できる霊園(例えば千年オリーブの森 京阪奈)にご相談されるのも良いでしょう。

この記事を書いた人

管理部長

田中 千景

Chikage Tanaka

資格

お墓ディレクター2級・ユニバーサルマナー検定2級・海洋散骨アドバイザー

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樹木葬のことだけではなく、位牌、仏壇の供養、墓じまい、 改葬、分骨など、気になることや、わからないことなどがございましたら、 何でもご相談ください。

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