茅の輪くぐり(ちのわくぐり)
投稿日:2025年06月01日
こんにちは。千年オリーブの森(京阪奈墓地公園内)の中谷です。
千年オリーブの森では、ジャスミンの花が咲き始めました!
白くて可愛らしく、いい香りがします!
今回は「茅の輪くぐり」と6月の神事である「夏越の祓(なごしのはらえ)」についてご紹介させていただきます。
茅の輪くぐりとは?
古くから全国の神社で行われている「茅の輪(ちのわ)くぐり」は、6月末の恒例行事「夏越の祓(なごしのはらえ)」とともに執り行われる神事です。境内に設けられた直径数メートルにもなる大きな輪は、茅(ちがや)という植物で編まれており、これをくぐることで心身の穢れを祓い、無病息災を祈願します。
神社で大きな輪が置いてあるのを見たことがある人も多いかもしれません。
くぐり方の作法
くぐり方には作法があります。一般的には「左回り・右回り・左回り」と、8の字を描くように3回くぐるのが通例です。
これは「蘇民将来(そみんしょうらい)」という民間伝承に由来します。旅の神様に宿を貸した善人・蘇民将来が、その加護によって疫病から救われたという故事にちなみ、茅の輪は災厄から身を守る護符のような存在となりました。
多くの神社では、この時期だけ「茅の輪守」や「無病息災の祈祷札」なども授与され、地域の人々に親しまれています。神前に向かって静かにくぐる時間は、喧騒から離れ、自らを見つめ直す良い機会でもあります。
夏越の祓と茅の輪くぐりの関係
茅の輪くぐりは、単独の行事ではなく、神道の大祓(おおはらえ)行事のひとつ「夏越の祓」と密接に結びついています。
夏越の祓は、6月30日に行われ、年の前半についた罪や穢れを祓い、後半の健康と安全を祈る神事です。神職が「大祓詞(おおはらえことば)」を奏上し、参拝者は「人形(ひとがた)」と呼ばれる紙に名前と息を吹きかけて自身の穢れを託し、これを川や火で清めて流します。
その精神的な中心にあるのが茅の輪くぐりです。輪をくぐるという身体的な行為を通して、ただ祈るだけでなく、自らの行動で清めるという儀礼が完成します。まさに、夏越の祓は「茅の輪をくぐって、新たな半年を迎えるための神事」と言えるでしょう。
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