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平安時代の貴族は悲観的?

こんにちは

千年オリーブの森の大榎です。

 

今年の冬は暖冬ですでに京阪奈墓地公園でも梅が咲き始めています。

平安時代の貴族は悲観的?

今大河ドラマで取り上げられている平安時代は大きな戦争がない平和な時代だったとも言われていますが、その一方で災害や飢饉はありました。

 

平安時代には貴族の間では仏教は強く信じられていました。

そうして仏教の考え方の一つに、末法思想というものがあります。

 

末法思想とは、仏教の教えが衰退し、世の中が乱れていく時代が到来するという考え方です。仏教では、釈迦が入滅してから500年後に正法時代、1000年後に像法時代、そして1500年後に末法時代が到来するとされています。

 

人々は災害や飢饉から末法の到来を身近に感じるようになりました。そのため、極楽浄土への往生を願う浄土信仰が盛んになりました。

 

その信仰の形の一つとして建てられたのが、宇治にあるかの有名な平等院鳳凰堂です。

 

平等院鳳凰堂は、藤原頼通によって1052年に建立されました。1052年は、末法の初年とされていたため、頼通は極楽浄土への往生を願って鳳凰堂を建立したと考えられています。

 

鳳凰堂は、阿弥陀如来像を本尊とする阿弥陀堂です。阿弥陀如来は、極楽浄土の教主であり、念仏を称える者を極楽浄土に導いてくれるとされています。

 

鳳凰堂の建築様式は、浄土信仰の影響を受けています。屋根は鳳凰を模した形をしており、堂内には雲海を表現した金箔押しの壁画が描かれています。これらの装飾は、極楽浄土の様子を表現したものと考えられています。

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