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自爆するアリ、ジバクアリ

こんにちは、ハピネスパーク交野霊園の上田です。

1日の中で10度以上の気温の差があったり掛け布団が必要になったりと着々と季節が変わっていくのを肌で感じています。

今回は自爆するアリであるジバクアリについてご紹介します。the名は体を表すようなアリですね。

自爆するアリ

このアリは、筋肉を収縮することで体を破裂させて粘性のある毒液を放出します。それを相手に掛けることで道連れにします。また、この毒液には刺激臭があり、それによって仲間に危険を知らせるという役割もあります。

自爆は利他的行動?利己的行動?

まず、自分に得のある行動を利己的行動、自分以外の仲間などに得のある利他的行動と言います。多くの生物は利己的行動をとり、ここでの利己的行動は自分の遺伝子を残すための行動とします。

このことを踏まえると今回ご紹介したジバクアリのお話は利己的行動ではなく、自身より巣の仲間の命を優先した利他的行動のように見えます。しかしアリは、姉妹間で遺伝子が75%同じでため、自分一人が生き残るよりも姉妹を大勢生き残らせる方が、より多く自分の遺伝子を残すことが可能です。そのため、自爆という行動は利他的行動のように見えますが、実は利己的行動なのです。

 

アリによって敵との戦い方はさまざまです。皆さんもぜひいろいろなアリを調べてみてください。良いアリライフを。あと皆さまご自愛くださいませ。