語族・語派ってなに？
投稿日：2023年08月28日
こんにちは、ハピネスパーク牧野霊園の久留島です。
暑さのピークも超えたはずだと、そう思いたい毎日を過ごしています。
自分が子供のときは周りの大人達が、最近暑くなったね～なんて言っているのを見て不思議な感覚を抱いていましたが、最近はその言葉が自然と浮かぶようになってきてしまいました。
さて、言葉というのは不思議なもので、遠く離れた場所なのに同じ分類をされる言葉もあれば近く、似ている言葉のように見えるのに全く違う分類をされる言葉も存在します。そこで今回は、語族・語派を大きな例として似ている言葉と全く違う言葉の一部を紹介していきます。
インド＝ヨーロッパ語族
まず最初に
「インド＝ヨーロッパ語族」に分類される言語を紹介します。
・英語 ―――インド＝ヨーロッパ語族・ゲルマン語派
・ドイツ語 ―――インド＝ヨーロッパ語族・ゲルマン語派
・イタリア語 ―――インド＝ヨーロッパ語族・イタリック語派
・スペイン語 ―――インド＝ヨーロッパ語族・イタリック語派
・ロシア語 ―――インド＝ヨーロッパ語族・スラヴ語派
・ヒンディー語 ―――インド＝ヨーロッパ語族・インド＝アーリア語派
英語からスペイン語までの4言語はなんとなく想像がつきますね。ロシア語に関しても、スラヴ人が東欧の歴史の主人公であることを加味すると自然な分類ですね。
しかしここで「？」が浮かんでくる言語がヒンディー語です。ヒンディー語といえばインド。でもなぜヨーロッパから遠く離れたインドの名前がヨーロッパ言語と同じ言語の分類に？
インドは大きく分けて2つに分かれていた
ここでは上記で浮かんだ疑問を解消していきます。
簡単に言うと、古代インドの時代には大きく分けて2つの民族が先住民として文化を形成していました。ヨーロッパ系のアーリア人とドラヴィダ語を話すドラヴィダ人です。そして現在インド語の代名ヒンディー語も実はインド＝ヨーロッパ語族、つまりヨーロッパ言語とかなり似た言語体系であることが分類からわかります。
ちなみにインドの人がインド英語といわれるほど、多くの人が英語を習得できる理由がこの見えない言葉の分類によるものと考えても間違いないです。
アフロ＝アジア語族
次に
「アフロ＝アジア語族」について紹介します。こちらの語族は主に中東からアフリカ北部に分布している言語になります。
急にアフロと聞くとびっくりしますよね笑
・ヘブライ語 ―――アフロ=アジア語族・セム語派
・アラビア語 ―――アフロ=アジア語族・セム語派
・エジプト語（既・消滅）―――アフロ=アジア語族・エジプト語派
アラビア語はアラブ地域にかけて話されているイメージが強いですよね。モロッコやアルジェリアなど北アフリカ地域ではアラビア語以外の言語が話されている地域もありますが、圧倒的にアラビア語話者が多いのが現実です。
アフロ＝アジア語族には、他にもベルベル語派・チャド語派・クシ語派・オモ語派の4つの語派を含めた合計6つの語派があります。
ヘブライ語ってどんな言語？
アフロ＝アジア語族・セム語派の一つであるヘブライ語は、現在では主にイスラエルで話されている中東の言語のひとつです。
特に古代ヘブライ語は十戒で有名なモーセ・アブラハム・ソロモン・・・etc
古代世界史において重要な人物が話していたとされる言語です。
シナ＝チベット語族
最後に「シナ＝チベット語族」について紹介します。
・中国語（簡体字） ―――シナ＝チベット語族
・中国語（繁体字） ―――シナ＝チベット語族
・ビルマ語（ミャンマー語）―――シナ＝チベット語族・チベット＝ビルマ語派
シナ＝チベット言語はチベット高原から中国・ミャンマーにかけて分布して知る言語族になります。中国語に関しては、シナ語派や漢語派など呼び方も様々あります。
そして漢字を使う言語といえば・・・
日本語は？
日本語は？
結論からいうと、日本語をどの言語族・言語派に分類するのかというのは明確に定義されていません。日本語は、現在進行系で学会で審議されている特殊中の特殊な言語・日本語ということになります。もやもやする反面、特別感もあって複雑な気持ちになりますね。
ではなぜ日本語が分類不明の言語とされているのか、その理由ですが、
・文字がひらがな・カタカナ・漢字の3種類あること。
・それぞれが独立した意味を持っているというわけではなく、表記が違うだけで同じ意味で表記できること。
・漢字を使うのに中国語とは文法がまるで違うこと ・・・・・・etc
カクカク・シカジカあって日本語は分類不明の言語ということで審議されています。また日本人の英語話者が少ない理由について、大きな説として、日本語の文法は英語の文法から遠くかけ離れているからというものが有名です。
でも文法なんて覚えてしまえば関係ない！ということでみんなで英語をマスターしましょう！
その他
仏事やお墓、納骨や墓じまいなど、何かご不明なことがありましたら、何でもお気軽にご相談下さい。当霊園のスタッフが必ず親身になって、誠心誠意対応させていただきます。
https://e-saikaku.co.jp/1000-olive-makino/
