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アリと他の生物との関わり

こんにちは、ハピネスパーク交野霊園の上田紘之です。

交野霊園のバラもほとんど満開になり、あたたかい日差しと心地よい風がバラの匂いを運んでいます。

こうぎせい生物?

アリの巣はとても安全で食料も豊富にあります。そのため、アリに攻撃されずに他の生物がその巣で暮らすことができれば、安全な住み家と豊富な食料やそのおこぼれを貰うことができます。このようなアリの巣に住む他の生物を、好蟻性(こうぎせい)生物といいます。

なぜバレないの?

まず、アリは触角同士の接触や体表炭化水素組成(匂い)で仲間であることを判断しています。そのため、接触によるコミュニケーションの信号を真似したり、何らかの方法で同じ匂いを身にまとったりすることで、アリを騙すことができます。

接触によって騙す方法として、例えばクモは前肢を擬態的な触角として用いることでアリを騙しています。

同じ匂いをまとって騙す方法は、アリの幼虫などを捕食することで匂いの分泌に必要な成分を得ている場合、アリヅカコオロギのようにアリに体当たりすることでアリ体表の匂いを奪っている場合があります。

わるいこと?

アリを騙して甘い蜜を吸って好蟻性生物は悪者なのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、アリを騙す側は生きる為、子孫を残すために最適な方法を採っただけであり、簡単に騙しているということはありません。アリ側からしても、自分達の生活などが脅かされていないから大々的な対処をしていないということも考えられます。

そもそもアリの生活を脅かしてしまうと好蟻性生物たちにもマイナスになりますしね。