年末年始はお墓参りしてもいい?タイミングやマナー、注意点を解説
投稿日:2022年12月05日
こんにちは。ハピネスパーク牧野霊園の松島です。
お墓参りはお盆、お彼岸など春夏秋のイメージが多いですが、年末年始もお墓参りする方がたくさんいらっしゃいます。
しかし同時に、「お正月にお墓参りなんて縁起が悪いのでは?」と不安に感じる方も少なくありません。
また、帰省の予定が合わず「年末年始に行けない場合はどうしたらいい?」と悩む声も聞かれます。

年末年始にお墓参りはしてもいい?
年末年始のお墓参りは問題ない
「お正月のお墓参りは縁起が悪い」と言われることもあるようですが、お墓はご先祖様が眠る場所であり、決して縁起が悪い場所ではありません。
正月は「新年に歳神様と先祖の霊を迎えるため、時間をかけて用意を整える」意味があります。そう考えると、お正月のお墓参りは良いこととなります。
年末年始は、帰省で地元を離れた方が実家に戻ったり、親戚一同が集まることのできる機会です。
「縁起が悪い」と言われる理由と、気にするかどうかの目安
とはいえ、「年末年始のお墓参りは避けるべき」という話を聞いたことがあるかもしれません。
これには、以下のような日本の慣習や語呂合わせに由来する考え方があります。
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12月29日
「二重苦(にじゅうく)」を連想させるため、お墓の掃除やお正月の準備を避けるべきとされることがあります。 -
12月31日(大晦日)
「一夜飾り」と言われ、新年の神様を迎える準備(お墓参りや掃除も含む)を前日ギリギリに行うのは誠意がない、または「お葬式」を連想させるため避けるべきという考え方もあります。
これらはあくまでも地域やご家庭ごとの価値観、風習によるものです。
大切なのは、ご自身の気持ちと、ご家族・ご親族がどう考えているかです。
もし縁起を気にするご家族がいる場合は、そのお気持ちを尊重し、日程を調整するのが無難でしょう。特に決まりがなければ、ご家族の都合がつく日を選んで問題ありません。
年末年始のお墓参り|おすすめのタイミングと避けたい日・時間帯
お墓参りに行きやすいタイミングや、注意したい時間帯について解説します。
年末にお墓参りをする場合の目安
年末にお墓参りをする場合は、仕事納め以降の12月30日ごろまでに済ませる方が多いようです。
これは、年末の大掃除と同じように「一年の汚れを落とし、きれいな状態でお正月を迎える」という考え方に基づいています。ご先祖さまが眠るお墓もきれいに掃除して、気持ちよく新年を迎えるための大切な準備と捉えられています。
お正月・三が日にお墓参りをする場合の考え方
「元旦にお墓参りなんて」と心配される方もいますが、お正月にご先祖さまへ「新年のご挨拶」をすることにも、もちろん何の問題もありません。
地域によっては、元旦にまずお墓参り(初墓参り)をしてから神社へ初詣に行く、という風習もあります。 三が日にこだわらず、松の内(一般的に1月7日、地域によっては15日まで)までに新年のご挨拶に行ければよい、と考える方も多いです。
縁起や混雑を気にする場合に避けたい日・時間帯
もし、ご家族やご親族が縁起を気にされる場合は、前述の12月29日や31日を避けておくと安心です。
それ以上に気を付けたいのが「時間帯」です。 冬場は日没が早く、特に年末年始は天候も変わりやすくなります。夕方以降は足元が暗くなり、転倒などの危険が伴います。
お墓掃除には水も使うため、寒さが厳しい時間帯は避けるのが賢明です。
できるだけ午前中から日中の明るく、暖かい時間帯を選んでお参りしましょう。
持ち物や服装
年末年始だからといって、お墓参りの持ち物が特別に変わるということは基本的にはありません。
基本的なお墓参りの持ち物については、こちらの記事で詳しく解説しております。
初めてお墓参りする人必見!お墓参りの手順と必要な8つの持ち物(掃除道具・お参り道具)
服装は、防寒具を万全に着込んでいきましょう。
山の上や郊外にある霊園は、市街地よりも気温が低く、風も強くなりがちです。お墓掃除で水を使うと、さらに体が冷えます。
墓石の周りや参道は、濡れていると滑りやすい場所もあります。ヒールなどは避け、滑りにくい靴を選ぶと安心です。
ついで参りの考え方
また、年末年始の帰省や、初詣、新年の挨拶回りなどの「他の予定のついで」にお墓参りをする「ついで参り」についても意見が別れることがあります。
大切なのは「お参りをしたい」というご自身の気持ちです。他のご家族がどう思うかにも配慮しつつ、感謝の気持ちを込めて手を合わせることが何よりも重要です。
喪中・忌中の年末年始にお墓参りをしてもいい?
- 忌中(きっちゅう)
故人が亡くなってから四十九日法要(神道では五十日祭)までの期間。死の「穢れ(けがれ)」を他所に持ち込まないよう、神社の参拝やお祝い事への参加を控える期間とされます。 - 喪中(もちゅう)
故人を偲び、身を慎む期間(一般的に約一年間)。年賀状や新年の挨拶、結婚式などのお祝い事を控えます。
お墓参りは、神社への参拝とは異なり、ご先祖さまや故人に手を合わせる「仏事」です。そのため、お祝い事には該当せず、忌中・喪中であってもお墓参りをして問題ありません。
年末年始のお墓参りは感謝の気持ちを大切に
年末年始は、ご先祖さまのおかげで今があることに感謝し、新しい一年の幸せを願う絶好の機会です。年末年始に行けない場合も、自宅での供養や、時期をずらしたお参りで問題ありません。
無理のない範囲で、ご家族と一緒にお墓参りをしてみてはいかがでしょうか。
年末年始のご案内
霊園によっては、年末年始は管理事務所がお休みであったり、開演時間が短縮されたりする場合があります。
私たちが運営する「千年オリーブの森」および「ハピネスパーク」の各霊園は、年末年始も休まず開園しております。
牧野霊園は年末年始も午前9時~午後16時まで営業しているので、墓花も購入いただけます。
お墓参りの方はもちろん、ご家族が揃うこの機会に霊園のご見学をご希望の方も歓迎しております。お墓や永代供養に関するご相談も承りますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
霊園のことなら何でもご相談ください
樹木葬のことだけではなく、位牌、仏壇の供養、墓じまい、 改葬、分骨など、気になることや、わからないことなどがございましたら、 何でもご相談ください。
- むずかしいお墓の事を丁寧にご説明いたします。
故人と遺族の思いを大切にしたご提案ができます。 -
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