%e8%a5%bf%e6%9d%91

スタッフブログ

戻る

ATF交換について ハピネスパーク牧野霊園

こんにちは、ハピネスパーク牧野霊園の西村です。

朝晩と昼間の寒暖の差が激しくなっていますね。

これからの季節は、車もいたわってあげてください。

 

今回はATFについてです

 

ATFの役割とは

ATFとは「オートマチック・トランスミッション・フルード」の略で、AT車専用のミッション用オイルです。

ATFの役割は非常に多く、主な役割は以下の通りです。

  • 潤滑作用による円滑なシフトチェンジ
  • エンジンからのパワーをトルクコンバーターに伝えて車を動かす(動力伝達)
  • トランスミッション内部にあるギアを油圧で最適に変更する
  • トランスミッション内部で発生した熱を循環させて冷却し、部品の焼き付きを防止
  • 金属部品同士などが擦れて発生する汚れを洗浄する

エンジンオイルに代表されるようなオイルは「潤滑」の役割が大きいですが、フルードの代表的な役割は「油圧を発生させて最適なギアに変更する」ことにあります。

車にとってATFの重要度が高いことは明らかですが、日本の道路環境はストップ&ゴーが多くATに負担がかかりやすいのが現状です。
またAT車とCVT(無段変速)車を混在してしまう方も多いですが、構造はまったく異なるためCVT車には専用のCVTFが必要になりますので注意しましょう。

 

ATFを交換しないとどうなる?

ATFを交換しないとトランスミッション内でさまざまな不具合が生じます。
一般的に新品のATFは赤色をしていますが、走行距離や経年に比例して徐々に黒くなるのが特徴です。

ATFはエンジンオイルのようにレベルゲージで汚れや量を確認することができますが、オイル汚れだけでは不具合が出るか出ないかの点検をすることが難しいため、不具合が出る前に交換することが重要となります。

燃費が悪化する

動力伝達を切り替えるクラッチにスラッジ(汚れ)が溜まってしまうと滑りを起こし、伝達効率が低下して燃費が悪化します。

ギアが入りにくくなる

ソレノイドバルブという電磁弁に汚れが付着するとオイルの圧力が逃げてしまい、ギアが入りにくくなります。

変速ショックが大きくなる

オイル粘度を保てる状態なら衝撃を吸収してくれますがATFが劣化すると粘度は弱まり、正常な油圧制御を行えず変速ショックを感じやすくなります。

 

ATFの交換頻度はメーカーによる

各自動車メーカーが公表しているATFの交換目安を紹介しますので、自身の車と照らし合わせてみましょう。

 

  • トヨタ
    砂利道などの過酷な環境(シビアコンディション)で使用する場合は100,000kmごとに交換
  • ホンダ
    初回は80,000km、2回目以降は60,000kmごとに交換
  • 日産
    40,000kmごとに交換
  • マツダ
    車種によって交換が必要な場合と不要な場合がある
  • ダイハツ
    100,000kmごとに交換
  • スズキ
    40,000kmごとに交換。シビアコンディションの場合は30,000km推奨
  • スバル
    40,000kmごとに交換

自動車メーカーごとにATFの推奨交換時期は、全く違うと言っても過言ではありません。
そのため自分自身で愛車の交換時期を把握しておくことが大切です。

なおカー用品店などディーラー以外でATFを交換した場合、ATFメーカーにもよりますが推奨交換時期は20,000km〜30,000kmとなっています。

 

10万キロ無交換の車は交換しない方が良いの?

ATFの適切なオイル交換距離は2万キロごとになります。
整備の知識のない一般ユーザーの方は、交換距離が長引いたなら交換した方が良いんじゃないの?と、思いますよね。
10万キロ無交換の車がATFの交換をオススメされない理由はシンプルに
「新しいATFに交換するとオートマミッションが壊れる可能性が高い」
という事です。
つまり、「交換しない」というよりは「交換できない」という方が正しいとも言えます。
この「10万キロ」というのはあくまで目安であり、使用状況や車により、もっと早く交換できなくなってしまう場合もあります。

なぜ新しいATFにすると壊れるの?

長期間無交換で酷使されたオートマミッション内部には汚れが溜まっています。
新しいATFを入れると洗浄作用が復活するため、こうした汚れが浮き上がり、許容量を超えた汚れがオートマミッション内部に回ってしまい、オイルの通路を詰まらせてしまう事からオートマミッションの故障に繋がってしまうのです。

オートマミッションの修理は非常に高額で数十万円する修理費用も珍しくない事から、無交換の状態が長く続いたオートマミッションはATF交換しない方が良い、とされるのです。
もし、ATFの交換時期が過ぎた状態でお車に乗っている場合は、お近くの整備工場に相談するようにしてください。
まだ交換できる状態かどうかの判断やリスクを低減する交換方法を提案してくれる場合もあります。

 

車のことは、整備工場などで相談してください。

お墓の事なら、ハピネスパークへご相談ください。

むずかしいお墓の事を丁寧にご説明いたします。
故人と遺族の思いを大切にしたご提案ができます。

大阪に5つ、大分に1つの霊園を運営しています。
ご自宅近くの霊園を、ぜひ一度ご見学ください。