仕方ない墓じまい

創業時にお墓を建てていただいたお客様から、墓石の解体を二件続けて頼まれた！できればそのまましていてほしいが、やむなき事情があり、撤去することになった！今後お客様とはそのままのおつきあいを続けていくつもりだが、墓じまいはとても寂しく感じる今日この頃だ！

皆で集まることが珍しくなり

堺・和泉がオープンしてから、皆で集まることが少なくなった・・・水曜日は牧野霊園以外は定休日ということもあり、一同牧野に集まり、いつもお世話になっているコンサルの先生に新人の心得や、その後各霊園の問題点について打合せが朝から夕刻まで続いた・・・・

云い続けていること！

しばらく弊社と取引が無かったところや、久方ぶりに覗いてくれた方は、大きく変わったと云われる！ここ数年の出会いは、弊社になくてはならなかった方ばかりで、以前の私を含め人間力が低かったときは、上手くいかなかったはずだ！出会いは早くも遅くもなく、今なのだ！全従業員さんに云い続けている言葉は、良い人と付き合おう！それは運が良くなるからだ！

変わらない人の課題

4月から仲間が増えることもあり、最初が肝心ということもあり、考えさせる集団創りをしていかなくてはならない！変わらない人の課題は、とにかく考えない・・・そして変えない・・・我々の業界は考えなかったし、変えなかったから、窮地になっただけだ。。。

ある新聞記事で

関西最大手の墓石店が広告を出していた！厚生労働省が出している墓じまいの推移は、11万5千件で10年間で墓じまいが4万件増えたと書かれていた！ただ古い墓地などは、届け出を出していない物も多く、実際は倍以上か3倍以上の数字になるのではないだろうか？

お墓を検討する理由

この記事でも載っている通り、墓じまい・生前準備・遺骨を所有し、納骨の場を探している。確かに主な理由は3つしかなく、お墓選びをしないことは明らかだ！今後更に納骨の場を探し、墓石以外のチョイスが確実に増えていくことだけは明らかだ。

昨年から増え続ける引越し

この数年でいくらぐらいの他府県を訪れているだろうか？最近では富山、石川、福井と北陸が続き、地方にある墓石を閉じ、墓じまいし、弊社の霊園へと引越ししてくるお客様が後を絶たない・・・そんなとき一番目の問題は、もう故郷のお墓参りが自分達の世代で終わりということ。二番目が行きたくても段差や交通の便が悪すぎて行けない・・・そんなパターンしかない事に気づく。。。

島根県の墓石は山口県の石が多い

島根県の墓石解体の係わる仕事は初めてだった・・・以前山口県で引越しの仕事をしたことがあるので、墓石の形は山口県とよく似ていた！お墓の下部にお骨を納骨される入り口が狭い過ぎる部屋が大きくとられており、納骨のたびに私のような体格では到底入ることはできない。。。

地方の石材店は悲鳴をあげていた

そして狭い石の部屋に入ってくれた地元石材店さんは、年々新規の墓石が売れないと悲鳴を上げていた！解体や納骨堂の仕事ばかりらしく、どちらかといえば次に繋がらない仕事が多いらしい。。。もう良かったという言葉は遥か昔の話らしい。。。良い話にならない現状の石材店だ！そうして島根県から弊社にお骨を持って帰ってきた。。。もう職人技に拘るまでは無く、サービス業へと移行していかなくては生き残れないのは明らかだ。。。

とても良い対応

最近お墓の解体工事が全国に広まってきている・・・福井、石川、富山、そして今回は長崎。。。墓じまいした後、弊社に引越ししてきてくれるのでとてもありがたい！今回は弊社中野が尽力して対応し、長崎の墓地委員会の方がご尽力してくれた！それはそれはとても優しくしていただいた！

ご指名だったので

月曜日打ち合わせで東京に行き、そこから空路長崎まで行った！レンタカーを借り大村空港から西に1時間ほど走り現場に到着した！九州に共通している彫刻に金字が入り大きな墓石が目立つ場所だった・・・今回は施主さんが是非とも社長という指名だったので私がお手伝いさせていただいた。

嬉しいお言葉

案内してくれた方はとても良い方で懇切丁寧にしていただいた！そして社長である私が一番嬉しい言葉かけをしていただいた！中野さんがあんまり一生懸命なんで、良い社員さんですね！大切なお骨を載せ、そのまま博多に走ったのであった！新しい地に納骨するときも懇切丁寧にしなくてはならない。

クレームは最大の情報源

我々で購入を考えていただくお客様にとって、墓石は人生で最初で最後の買い物かもしれない・・・その後つきあいが一番長く続くのがお寺さんだ・・・人はお寺さんは神様・仏様の類と思いつきあいを始める人もいる。。。しかしそんな類の人ではなく、大きく失望すると怨みや怒りへと移行するから厄介だ！

分からないことを教えない

お寺の習わしなどは多くの方には分からない・・・しかし知っているはずだと思い接するのですれ違いが始まる・・・石材店は引き渡せばそれで終わりだったので、関係性が終わり、気にもならない存在になる！買うまでは頻繁に訪れてくれたのに、その後はほったらかしとは・・・何も説明せず分からないものを購入したが、本当に良い石なのか？そこも分からないことを教えてこなかった。

インターネットの浸透は分からない世界も変えた

すべての情報が正しい訳ではないが、ネットを見ればお寺との接触や問題のお寺とのつきあいなどが知恵袋などでも書かれている・・・そこでもうつきあいというファーストコンタクトを脱するから仕方が無い・・・情報が素早く無料になったため、今後真相を深堀したい人はマニアックな方しか残らないかもしれない。

墓石の講演依頼され

来月に葬儀社さんの改装イベントにて講演を依頼された・・・時間にして90分もあり、今から試行錯誤している！お題目は葬儀社さんに一任し、一番消費者が興味あるものにしてもらった！

永代供養と墓じまい

それが表題の通りだが、墓じまいは大体の一般消費者は意味が分かっている方が多いが、永代供養については中途半端な情報が錯綜している！その辺りをきっちりと噛み砕いて説明していくことにする。

質疑応答の時間をたくさん取る

これはおおいに嬉しい事だが、実は消費者の多くは講演終了後に個別で質問をしてくる。これに必要なのが黒板で、1つ1つ話を聴きながら解決していかないと、何度も同じ話の繰り返しとなる・・・それはなぜか？分からないことは1度聞いても分からず、説明している方は理解しているので差は縮まらない。

皆さんに満足してもらえるように良い講演にしていきたい。

墓じまい

久しぶりに取引先の展示会に行ってきた！そこで聞いたことは驚いた言葉だった・・・今年は過去最高の売上をあげたという取引先が何社かあったらしい。。。しかしそれはすべて墓じまいで、新しい墓石を建てるのではなく、未来永劫葬られるので仕事もそこまでである・・・

なぜ地方で墓じまいが増えているのか？

都心部では墓じまいが一段落し、続いて地方でも後継者不足という最大の悩みは、都市も地方も同じで、地方ではもう１つ厄介なのは墓地のスペースが広すぎることだ！自分達が元気な間に片づけておこうと考えたことから、地方では墓じまいが浸透してしまった。

これから地方でも、もっと加速する墓離れ

人口が増えない地方では、一度墓じまいしてしまうと大きな区画を埋めることは至難の業である。ドミノ倒しのように、次々墓じまいを進めていくと、歯抜けだらけとなり、寂しい墓地となることは間違いない。。。もっと顧客が何が必要にしているのか？そこを真剣に考える時期はもうそこまで来ている。