ダーティーハリーの頃からクリントイーストウッドが大好きだった！
　御年85歳・・・映画監督としても、社会派作品を世に出している！
　今回は実在したアメリカ人兵士のクリス・カイルの話だ。

　今、イスラム国の記事が連日新聞、テレビを賑わっている！
　カイル氏は、4度イラクに行き、100人以上を葬ったといわれている。

　この映画は単なる戦争映画ではなく、どちらにも善悪は無く、国の為に犠牲になった人達の話だと思う。
　残念ながらアカデミー賞は、音楽以外は受賞できなかった・・・・

　昨年亡くなった菅原文太氏が、国は国民を飢えさせてはダメ・・・・
　そして戦争はしてはダメと、最後に公の場で言っていたのが印象的だった。

　スナイパーとして戦地で、敵を葬るのが仕事だが、アメリカにいる家族は生きた心地はしない。
　
　イラク人にも家族や友人達がいるのだが、結局戦争には大義名分等ないのだ・・・・
　大義をチラつかせるのは、勝利者が敗者を裁くときだけなのだ。
　
　主人公は、あれだけ戦地の危機的状況で死なず、退役してから元兵士に暗殺される結末。

　やはり戦地で命を使い果たしたのかもしれない・・・・
　とても考えさせられる戦争映画であった。