公開日:2023年06月06日
更新日:2023年06月11日
千年オリーブの森の樹木葬は、他の樹木葬と、どう違うの?
一般的な樹木葬で見落とされがちな重要ポイント
ハピネスパーク千年オリーブの森は樹木葬霊園ですが、同じ樹木葬霊園にみえても、中身が違ったりします。
そこで、重要な比較ポイントについて丁寧に、わかりやすく説明します。
①納骨期限のチェックと、期限の後にどうなるか
・10年、20年と期限があり、20年が経つと他人のお骨と一緒(合祀ごうし)にされます。
・合祀されると、お骨を個別に取り出すことは出来なくなります。
→こんな不安が
10年から20年で違う場所に移され、他人と一緒にされるのがいや
②人数制限が少なすぎはしないか
・人数制限がある=納骨ができるのが1体、2体までが一般的に多いです。
・1人増えるごとに10万円など追加料金がかかったり、将来の世代の人が一緒に入りたい場合にはもう一つ樹木葬を買わないといけなくなる場合があります。
→こんな不安が
2人しか納骨できないので、家族と眠ることができない
人数が増えるごとに追加料金がかかるので、10人埋葬したらいくらかかるのか不安
③しっかりお墓の前まで行けるか(お参りの方法)
・墓の前まで行ってお参りができない。何列にも墓石が並んでおり、目の前まで行けないことがあります。
・合祀になる場合、自分の家族の遺骨がどこにあるのかが分からなくなります。
・どこに向かってお参りをしたらいいのかが分からないことがあります。
・納骨してる場所の中央に皆がお参りできるスペースが1か所あり、そこからお参りします。
・合同の線香皿と花筒へお供えをします。
・お墓までの道のりが砂利道、段差や道幅が整備されていないので、歩くことや車椅子で行くのが大変な場合があります。
④管理費(最初は安く見えても実は・・・)
・植栽や水道代が毎月または年間で管理費が必要になります。
・管理費は墓地の大きさ、種類、使用年数などによって異なります。年間で6,000~10,000円程度です。25年分を一括で払うといったようなところもあります。
→こんな不安が
管理費がかかるので、子孫が管理していってくれるか不安
その他にも…
・お参りに行けなくなると、無縁仏になるので悲しい
・遠くにあるお墓の移動もするので予算の問題をかかえている
・埋葬したいお骨をすべて土の中に納める事ができるのか
・独身なので、自分が亡くなった後、誰がお骨を樹木葬・お墓までお骨をもってきてくれるのか
管理ができないお墓を持って「無縁仏(供養してくれる人がいないお墓)」にしてしまうのは、身体的にも精神的にも負担となります。
ハピネスパーク千年オリーブの森の樹木葬では
千年オリーブの森の樹木葬は、数えきれないほどの季節を重ねた、樹齢1000年のオリーブの巨木がシンボルツリーとなっております。
平和の象徴であるオリーブの木の下に遺骨を納め、自然に還る場を提供しております。
①千年オリーブの森の納骨期限
・期限はなく、合祀(他人のお骨と一緒)されることはありません。
・永遠に家族や事実婚、パートナー同士だけで一緒に眠っていただけます。
②千年オリーブの森の人数制限
・何人でも納骨ができ、人数制限はありません。
・祖父母、父母、長男夫婦、次男夫婦、長女(苗字が違う)夫婦、孫等無限に一緒に納骨が可能です。
③千年オリーブの森のお参りの方法
・自分達だけの墓石が一件ずつあります。
・自分達だけの墓石に専用の線香皿と花筒が設置されています。
・墓石の前まで行くことができ、お参りができます。
④千年オリーブの森の管理費
・管理費は、一切かかりません。子供の代になって要求されるといったようなこともありません。
・水道は、井戸水を使用しております。
・管理費がないので、お墓の跡継ぎを気にしなくてもいい。
⑤樹木葬を選ぶ理由
樹木葬を選ぶ理由は、人によって色々な事情や想いがあります。
日本では、伝統的に長男が墓を引継ぎます。
次男以下は分家として新たにお墓を建てる。長女、次女等は嫁ぎ先でお墓を買うのが一般的です。
しかし、家族のかたちやライフスタイルが変わり、近年こういった事情を持つ方が増えてきています。
1・娘しかいない
2・息子はいるが、遠くで仕事をしており帰ってこれない
3・独身なので
そういった方々にも千年オリーブの森は選ばれています。
その他に千年オリーブの森は、
・自然に囲まれた環境なので、森の中、自然に包まれた中で眠りたいというご希望も叶えられます。
・お参りが行けなくなったとしても、お寺が毎年年3回の合同供養(永代供養)をします。
・宗派がわからなくても、宗旨・宗派が問われません。
・骨壺に入っているお骨は、すべて土の中に納める事ができ、自然にかえることができます。
お墓(樹木葬)へはいつ納骨するの
法律的には、いつしなければならないなど、納骨する時期に決まりはありません。
一般的には、四十九日法要の日に合わせて納骨される方が多いです。
中には一周忌、三回忌といったタイミングや、7年後以降に納める方もいらっしゃいます。
永代供養は何をするの?メリット・デメリットは?
永代供養とは、そもそも、ご遺族や子孫に代わって霊園や寺等がご遺骨の管理を永遠にすることを意味します。
従来のザ・お墓を持たず、遺骨の管理供養を墓地や霊園に委託する新しいお墓の管理を、継承者に代わり、霊園・寺院がしてくれます。
永代供養を選ばれる方は
・娘しかいないので、先々が不安。後継ぎがいない。
・息子はいるが、仕事の転勤で遠くに行ってしまい、子供の負担になりたくない。墓守をさせたくない。
・独身で身寄りがない。
・お墓にかける費用・管理の負担を最小限に抑えたい。
・供養のされ方にあまりこだわりが無い。
・墓石を建てることに抵抗がある。
・先祖代々のお墓が遠くにあり、お参りに行けないので、墓じまいをしたい。墓じまい後の納骨先を探している。
・離婚した親のお墓が2つになり、嫁いだ私自身が管理をするのが大変なので両親を一緒に埋葬したい。
・海外で亡くなった子供を日本に持ち帰り、家族皆と一緒に埋葬したい。
・空気よし、環境よし、自然いっぱいな樹の下で眠りたい。
・骨壺の中ではなく、自然の土にかえりたい。
・見ず知らずの人と一緒に納骨されるのに抵抗がある。
・お墓を継承する予定はないが、家族と一緒に個別で供養したい。
・無縁墓になるのが嫌。
・お墓の掃除で苦労してきた。
・墓守が高齢で坂道や段差が多い墓地でのお墓参りができなかったりするケースが増えています。
このような場合に、永代供養のお墓であれば、お寺や霊園が遺骨を供養してくれるため、遺骨が誰からも供養されないといった状態は避(さ)けられます。
具体的には、年に数回お経を全体に向けてあげて供養することが多いです。
将来自分たちのお墓はどうなるのか、不安や悲しい思いを抱えている方にとって、将来的に寺院や霊園が代わって供養してくれることは、大きなメリットとなります。
永代供養は「霊園・お寺が存続(そんぞく)する限り」続く
永代供養は霊園・お墓が存続する限り続くものです。
そのため一度永代供養にすれば、「期限」に関係なく遺骨の供養を任せることができます。
霊園や墓地がつぶれたらどうなるの
霊園は一般の会社がオープンすることができません。
霊園をオープンするには、市町村の許可と各霊園の本山から許可を得た場合のみオープンする事ができます。
よく、勘違いされ倒産してしまうと供養は保証されません、「未来(みらい)永劫(えいごう)」ではないので注意した方がいいと言われていますが、ハピネスパークは、市町村の許可や真言宗(しんごんしゅう)、日蓮宗(にちれんしゅう)、浄土真宗(じょうどしんしゅう)の本山から許可をいただいた霊園です。
動物霊園が倒産したのはなぜ
動物霊園は、市町村に届け出の申請がいらないため、誰でも許可なく運営ができます。
許可がなく運営できるので、倒産のリスクがあります。
一般的な永代供養の注意点
注意点①:個別に安置される期間が決まっている。
・永代供養は、一般的に10年~20年など一定の期間しか供養されません。
申し込んだ世代にとっては問題ないと思っていても、次世代が「ずっと供養していきたい」という
考え方があるとトラブルに発展しやすいです。子供たちなど将来の世代とも話し合う必要があります。
注意点②:一度合祀すると遺骨を取り出せなくなる
・合祀をすると遺骨を取り出せなくなり、改葬ができなくなります。
合葬(がっそう)・合祀(ごうし)(他の人と一緒に埋葬)をすると、その後遺骨を取り出すことは
難しくなり、お骨の移動が出来なくなります。
そのため、合祀後に改葬したい(遺骨を他の場所に移したい)となったとしても、実現することは
できません。
・永代供養のお墓を購入すると、最初の一定期間は個別に安置され、期限を過ぎると合祀される
ことが殆どです。
個別安置されている期間であれば遺骨は取り出せまずが、合祀されると後戻りができないので、
細心の注意が必要です。
一般的な永代供養のメリット
メリット①:一般的なお墓よりも費用の負担が少ない
・一般的なお墓よりも費用が安くなることもメリットの一つです。
例1)お墓を建てるとなると墓石代だけで150万円~350万円ほどのお金が必要となります。
後、墓石を建てる場所代も必要になってきます。
例2)一般的なお墓は墓の大きさにより年間維持管理費5000円ぐらいからかかりますが、
千年オリーブの森では管理費がかかりません。
メリット②:宗派や宗旨が問われない
・永代供養付樹木葬霊園は宗派や宗旨が問われないため、誰でも納骨することができます。
樹木葬探しをしていて、宗旨・宗派を気にせず探せる点でもメリットと言えます。
例1)寺院に納骨する場合、墓石を用いたお墓であれば、そのお寺の宗派などを問われるケースが
一般的です。
永代供養がついた樹木葬・お墓の「種類」と「費用・相場」
永代供養がついた樹木葬の種類は大きく3つに分けられます。
①他人と一緒に眠る合葬(がっそう)タイプ(他霊園)
合葬(合祀)タイプは、最初から遺骨を他の人と一緒の空間で埋葬する形式です。
合葬タイプの永代供養墓は、埋葬するなかで最も価格が安いことが特徴です。
安さが魅力的な合祀タイプですが、注意点として納骨するスペースが区分されていないため、
一度合葬すると2度と遺骨を取り出すことができなくなってしまいます。
その他に、
・花筒、線香皿は共有で使う。
・骨壺では埋葬(まいそう)しません。
費用は、5万円~30万円/1体 程度となっております。
②個別に納骨タイプ(他霊園)
・個別安置をされる期間は定まっており、10年~20年を過ぎると合葬(合祀)されます。
・期間の長さによって金額が変わってきます。
③家族全員が一緒に眠れる個別納骨タイプ(千年オリーブの森)
・何体納骨しても69.5万円(税込み)
・1人、家族、親族単位で何体でも納骨が可能です。
・何体お骨を埋葬しても追加料金はかかりません。
・シンボルとなる樹齢1000年のオリーブの樹の下で眠れます。
・骨壺では埋葬しません。さらしの袋に入れて埋葬します。土に還ることができます。
・個々に自分だけお墓の前に、花筒や線香皿は設置します。
④ロッカー式の納骨堂タイプ
・「ロッカー型」「仏壇型」「自動搬送型(参拝スペースに自動で遺骨が運ばれてくるもの)」などが存在します。
・納骨堂とは建物のなかで遺骨を保管してくれる場所のことです。お墓とは違います。
・一定期間は個別のスペースが設けられます。
・合祀墓・樹木葬と比べ費用が高いことが多いです。何人用にするのかどういったタイプにするのかで変わりますが、20万円~150万円程度が相場です。
・継承できないことが多いです。
・室内で快適にお墓参りがしたい方に選ばれています。
⑤個別納骨タイプの永代供養墓
・個別納骨タイプの永代供養墓のなかには、見た目が従来の縦に長い和型墓石そのものというものも存在します。
・10年~20年といった一定期間は一般墓に個別で納骨され、その期間を過ぎると合葬されるのです。
・以前はなかった形式でしたが、時代に合った「永代供養がついた一般墓」が増えてきています。
・墓石代+土地代で金額は100万円~350万円と一般墓を購入する場合と同じぐらいかかります。
・「承継者はいないが、和型墓石のお墓がいい」という人に選ばれています。
永代供養付のお墓を選ぶ際の確認ポイント
永代供養のお墓を選ぶポイントを解説します。
このような問題解決に役立ちます!
永代供養を選ぶポイント・選び方
永代供養がついた樹木葬・お墓を探すときは、以下のようなポイントを抑えながら絞っていくとよいでしょう。
- 遺骨を個別に埋葬するか、家族と一緒に埋葬するのか
- 埋葬する期間が必要か、埋葬期限なしにするのか
- ロッカー安置形式にするのか・土にかえる埋葬形式スタイルにするのか
- 少し遠くても値段の手軽な所にするのか、少しお高くてもお参りしやすい交通の便がよい霊園を探すのか
- 総額かかる費用はいくらなのか
- プランは、1人用、2人用(夫婦用)、3人~4人(家族用)といった形で、人数に制限がある場合がほとんどなので、埋葬人数が増えても追加料金がかからないのか
- ペットと一緒に眠れるのか
- 霊園を運営している会社はしっかりしているのか
- 無宗派でも買えるのか
- 宗教は自由なのか
- 夫婦別姓でも一緒に眠ることができるのか
- LGBTQも受け入れてくれるのか
- お骨がないので、写真や位牌を納骨できるのか
【コラム】永代供養の成り立ちと歴史
日本社会やひと昔の社会の中では…
永代供養ではなく子が親を供養する、その繰り返しが先祖関係につながっていき社会を支える。
…こうした考え方が大前提としてあったのです。
これは仏教の考え方というよりは、仏教が日本にやって来るよりもはるか前からのものだと思われます。
仏教の発祥はインドですが、仏教は基本的に”出家主義”です。
これは、”先祖祭祀”とは相反する考え方です。
家とのつながりを絶ち、仏道に入り、悟(さと)りの境地に向かったのはなによりも仏教の開祖のゴータマ・シッダールダ(釈迦)です。
真逆に、中国などの東アジアは儒教(じゅきょう)の影響が強く、こちらは先祖のつながりを絶つどころか、何よりも先祖や親子の関係を第一に考えてきました。
もちろん日本もこの影響を強く受けています。
日本は、仏教国だと言われますが厳密(げんみつ)には儒教(じゅきょう)と仏教と神道(しんとう)と、その他もろもろの習俗が混ざり合った宗教観や死観ができあがった、とてもユニークな国です。
お墓の始まりはいつからだったのか
・子孫や長男が先祖を供養する、又日本人は、弥生時代から先祖を大切にするという死生(しせい)観(かん)を持つ民族です。
・現在のお墓の礎(いしずえ)は、江戸時代に築かれたと言われています。
土葬と火葬はいつから始まったのか
・平安時代から、特権階級の方のみで火葬するようになったそうです。
・鎌倉時代になり、仏教が市民に浸透し、市民も火葬するようになりました。
・この時代では、石碑や墓標(ぼひょう)を建てる「お墓」の形式にはまだなっておりません。
・又、江戸時代に再び土葬が主流になりました。
・大正時代には、各自治体が火葬場を設けましたが、地方では土葬が主流の地域もあったため、
昭和初期までは、火葬と土葬の割合は半々であったとされています。
檀家制度はいつから始まったのか
・江戸時代に「どこかのお寺の檀家(だんか)となるよう民衆に義務づけられる」という制度が始まりました。
・この制度により、幕府は寺院を通して民衆を管理できるようになったことから、現代の「戸籍(こせき)」にあたる役割を担(にな)っていたとされます。
実は、永代供養は昔からあった
永代供養と聞くと、ここ最近のもののようにも思われますが、実は昔から行われていました。
ただし、今と違うのは、永代供養を任せる先が、かつてはあくまでも菩提寺(ぼだいじ)だったという点です。
あとが続かなくなった家の先祖供養をその家の菩提寺が受け入れるというのは、とても自然な流れです。
遺骨や位牌も菩提寺が預かり、墓地への埋葬や本堂への安置など、お寺が続く限り責任を持って檀家の祖霊供養をしたのです。
現代の子孫たちは・・・・
・現代の永代供養が昔と違うのは、そもそも檀家と菩提寺というつながりがない点です。
・まずは永代供養してくれる寺院探しからしなければなりません。
・地方から都会に出て、長い年月が経つ方は、先祖を供養してきた故郷の寺院と疎遠(そえん)になり、檀家(だんか)制度がわからなくなり、離檀(りだん)する方も増えてきています。
・又、自分たちの子もこの先どうなるか分からない、違う土地で生活するかもしれないし、結婚しないかもしれないとこうした社会状況では、先祖関係をつなぐという従来の供養の方法は難しくなってきているのです。
檀家制度が崩壊(ほうかい)し、新たな供養の形が登場していると言っても過言ではないでしょう。
【まとめ】
・「永代供養」と「永代使用」は違う言葉です。
・「永代使用」は墓地の区画を使用することができることです。
・永代供養がついたお墓の種類は4つあります。(合葬墓・樹木葬・納骨堂・一般墓)
・永代供養墓のメリット・デメリットを把握することが大切です。
・永代供養がついた樹木葬、お墓の費用の相場はタイプによって違います。
・「墓じまいをしたい」「お骨だけの改葬をしたい」供養先として、永代供養付樹木葬が選ばれています。
・「期限があるのか」「お骨の移動により合祀になるのかならないのか」を確認する事が大切です。
・実際購入される時は、どのような法人が運営しているのかが大切なポイントになってきます。
執筆者:株式会社西鶴 代表取締役 山本 一郎
- むずかしいお墓の事を丁寧にご説明いたします。
故人と遺族の思いを大切にしたご提案ができます。 -
大阪に5つ、大分に1つの霊園を運営しています。
ご自宅近くの霊園を、ぜひ一度ご見学ください。-
京阪牧野駅から徒歩6分
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